PE8-020|公共・政治経済 対策問題
現在の日本の高齢化についての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
65歳以上人口の割合は約29%に達し、世界で最も高い水準にある
この問題のポイント
日本の高齢化率の現状(約29%・世界一)を問う。高齢化の段階区分の知識も判断材料になる。
解説
高齢化率とは、総人口に占める65歳以上人口の割合である。
国際的には、7%を超えると高齢化社会、14%超で高齢社会、21%超で超高齢社会と呼ばれる。日本は1970年に7%(高齢化社会)、1994年に14%(高齢社会)、2007年に21%(超高齢社会)を超えた。7%から14%への所要年数(倍加年数)はわずか24年で、ヨーロッパ諸国の半分以下の速さだった。
現在の高齢化率は**約29%で、世界で最も高い。今後も上昇が見込まれ、いわゆる団塊の世代がすべて75歳以上となった2025年以降は、医療・介護の需要が一段と増大する。2070年頃には高齢化率が約39%**に達すると推計されている。
高齢化のスピードの速さは、少子化(合計特殊出生率の低下)と長寿化の同時進行によるものであり、社会保障の給付と負担のバランスを揺るがす、最大の構造問題である。
ひっかけポイント
高齢化社会(7%・1970年)・高齢社会(14%・1994年)・超高齢社会(21%・2007年)の3段階の数字と年の対応がよく問われる。現在は約29%で世界一。
選択肢の確認
①「65歳以上人口の割合は約29%に達し、世界で最も高い水準にある」
✅ 正しい。
正解。日本の高齢化率は約29%で世界最高水準にある。7%(1970年)→14%(1994年)→21%(2007年)と急速に上昇してきた。
②「65歳以上人口の割合は約10%で、欧米諸国より低い」
❌ 誤り。
約10%ではなく約29%であり、欧米諸国を上回る世界一の水準である。
③「高齢化率は近年低下を続けている」
❌ 誤り。
高齢化率は低下ではなく上昇を続けており、今後も上昇が見込まれる。
④「日本が高齢化社会(高齢化率7%超)になったのは2000年代である」
❌ 誤り。
高齢化社会(7%超)になったのは1970年であり、2000年代ではない。2007年は21%超の超高齢社会入りの年である。
覚えるポイント
- 現在の高齢化率は約29%で世界最高水準
- 7%(1970)→14%(1994)→21%(2007)の3段階
- 倍加年数24年という速さが日本の特徴
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。