PE9-013公共・政治経済 対策問題

政治・経済D 国際経済(2) 為替と国際通貨体制

為替相場が1ドル=100円から1ドル=150円に変化した場合の説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 2

正解

円安・ドル高であり、一般に日本の輸出企業に有利に働く

この問題のポイント

為替レートの数字の変化を円高・円安と正しく対応させ、輸出入への影響まで判断できるかを問う。数字が大きくなる=円安、が第一関門。

解説

1ドル=100円から150円への変化は、1ドルを手に入れるのに多くの円が必要になったこと、すなわち**円の価値が下がった(円安・ドル高)**ことを意味する。数字が大きくなったのに「安」と呼ぶ点が混乱のもとである。
円安の影響は次のように整理できる。

  • 輸出に有利:1万ドルの商品の円換算の受取額が100万円から150万円に増える。また現地価格を下げて競争力を高められる
  • 輸入に不利:原油や食料など輸入品の円建て価格が上がり、国内物価を押し上げる
  • 日本人の海外旅行には不利、訪日外国人には有利
    円高(例えば1ドル=80円への変化)はこの全てが逆になる。プラザ合意後の急激な円高が輸出産業を直撃し円高不況を招いたことは、この理屈の歴史的な実例である。

ひっかけポイント
「数字が増えたから円高」という直感的な誤りが最頻出。1ドルの値段が上がった=ドル高=円安、と読み替える習慣をつける。

選択肢の確認

①「円高・ドル安であり、海外旅行をする日本人に有利に働く」
誤り。
誤答理由: この変化は円安であり、円高とする判断がまず誤り。さらに海外旅行に有利なのは円高の場合である。

②「円安・ドル高であり、一般に日本の輸出企業に有利に働く」
正しい。
正解。1ドルの値段が100円から150円に上がったのはドル高・円安であり、輸出代金の円換算額が増え現地価格も下げられるため、一般に輸出企業に有利である。

③「円高・ドル安であり、一般に日本の輸出企業に有利に働く」
誤り。
誤答理由: 数字の増加を円高と読み違えている。1ドルを得るのに必要な円が増えたのだから円の価値は下がっており、円高ではなく円安である。

④「円安・ドル高であり、一般に日本の輸入品の価格は下がる」
誤り。
誤答理由: 円安の判断は正しいが、円安では輸入品の円建て価格はむしろ上昇する。輸入価格が下がるのは円高の場合である。

覚えるポイント

  • 1ドル=100円から150円は円安・ドル高
  • 円安は輸出に有利・輸入に不利で物価上昇要因
  • 円高はその逆で、輸入品・海外旅行に有利

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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