PE7-046|公共・政治経済 対策問題
為替相場が1ドル=120円から1ドル=100円になった場合の説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 2
正解
1ドルと交換するのに必要な円が少なくなったので、円の価値が上がる円高である
この問題のポイント
為替相場の数値の増減と円高・円安の対応という、国際経済分野の計算・判定問題すべての土台を問う問題。
解説
為替相場(為替レート)は、異なる通貨どうしの交換比率である。1ドル=120円から1ドル=100円への変化は、同じ1ドルを手に入れるのに必要な円が120円から100円へ少なくなったことを意味する。
つまり、円の対ドル価値が上がったのであり、これが円高(ドル安)である。逆に1ドル=100円から120円になれば、より多くの円を払わないと1ドルと交換できないので、円の価値が下がる円安(ドル高)である。
「数値が小さくなる=円高、大きくなる=円安」という対応は直感に反するため、共通テストで繰り返し問われる。円高とドル高が同時に起こることはなく、円高は必ずドル安を伴う(二通貨の相対価値だから)。
外国為替市場での円買い需要(日本の輸出代金の受け取り、日本への投資など)が増えれば円高に、円売り(輸入代金の支払い、対外投資など)が増えれば円安に動く。
ひっかけポイント
「120円から100円へ数値が減った=円の価値が減った」と思わせるのが最大のわな。必要な円の量で考えれば、少ない円で1ドルが買える=円高である。
選択肢の確認
①「この変化は円安・ドル高と呼ばれる」
❌ 誤り。
誤答理由: この変化は円高・ドル安である。円安・ドル高は1ドル=100円から120円のような数値の上昇の場合である。
②「1ドルと交換するのに必要な円が少なくなったので、円の価値が上がる円高である」
✅ 正しい。
正解。1ドルを得るのに必要な円が120円から100円に減ったので、円の対ドル価値は上昇しており、円高・ドル安である。
③「数値が小さくなったので、円の価値が下がる円安である」
❌ 誤り。
誤答理由: 数値の減少は円の価値の上昇を意味する。数値が小さくなったから円安、という直感的な誤りを突く選択肢である。
④「円とドルの価値がともに上がったことを意味する」
❌ 誤り。
誤答理由: 為替相場は二通貨の相対価値なので、円とドルの価値が同時に上がることはない。円高は必ずドル安を伴う。
覚えるポイント
- 1ドル=120円から100円は円高・ドル安
- 数値の減少=円の価値の上昇
- 円買い需要の増加が円高の要因
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。