PE9-059公共・政治経済 対策問題

政治・経済A 現代日本の政治(1) 民主政治の基本原理

アメリカ連邦議会の上院についての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

各州から人口に関係なく2名ずつ選出され、条約の承認や高官人事への同意など強い権限を持つ

この問題のポイント

アメリカ上院の構成原理(各州平等代表)と権限を問う。連邦制の反映という理屈と、日英の上院との強さの違いが核心。

解説

アメリカ連邦議会は上院と下院の両院制(二院制)をとる。
上院

  • 各州2名ずつ、計100名。人口の多いカリフォルニア州も少ない州も同数で、州の平等代表という連邦制の原理を体現する
  • 任期6年で2年ごとに3分の1ずつ改選
  • 条約の締結への同意(3分の2以上)、高官人事への同意、弾劾裁判権など、外交・人事で強い権限を持つ
    下院
  • 人口比例で435名、任期2年。予算先議権を持つ
    イギリスの貴族院(非公選で権限は弱い)や日本の参議院(衆議院に対し劣位)と異なり、アメリカの上院は下院と対等かそれ以上に強力である。両院制の性格が国によって大きく異なることが、制度比較の中心的な論点となる。

ひっかけポイント
上院=各州2名(平等代表)、下院=人口比例、の対応の入れ替えが定番。「上院は弱い」という日英のイメージをアメリカに当てはめると誤る。

選択肢の確認

①「人口に比例して各州に議席が配分される」
誤り。
誤答理由: 人口比例で議席が配分されるのは下院(435名)であり、上院は州の平等代表の原理をとる。

②「上院は下院に比べて権限が著しく弱い名誉職的な議院である」
誤り。
誤答理由: アメリカの上院は下院と対等以上の実質的権限を持ち、名誉職的な院ではない。権限の弱い上院はイギリスの貴族院である。

③「上院議員は国民の選挙を経ずに大統領が任命する」
誤り。
誤答理由: 上院議員は各州の有権者による直接選挙で選ばれる。大統領による任命ではない。

④「各州から人口に関係なく2名ずつ選出され、条約の承認や高官人事への同意など強い権限を持つ」
正しい。
正解。アメリカ上院は各州から人口に関係なく2名ずつ選出され(計100名・任期6年)、条約締結や高官人事への同意など強力な権限を持つ。

覚えるポイント

  • 米上院は各州2名・計100名・任期6年
  • 条約承認・人事同意など上院の権限が強い
  • 下院は人口比例・任期2年・予算先議権

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

関連問題

PE9-058PE9-060