RS-D3-02|歴史総合・世界史探究 対策問題
1972年に起こった日本外交上の出来事の組合せとして正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
沖縄の日本復帰と、日中共同声明による中華人民共和国との国交正常化
この問題のポイント
1972年の日本外交の組合せ問題。沖縄返還(5月)と日中共同声明(9月)が同年である、という年号の対応で解ける。
解説
1972年は戦後日本外交の当たり年である。
5月、佐藤栄作内閣のもとで沖縄の日本復帰が実現した。「核抜き・本土並み」を掲げた交渉の成果である。
9月には、後継の田中角栄首相が北京を訪問し、日中共同声明に調印。中華人民共和国と国交を正常化した。前年の米中接近(ニクソン訪中発表)という国際環境の激変を受けた動きで、これに伴い日本は台湾(中華民国)と断交した。
紛らわしい年号は次のように整理する。
- 1956年 日ソ共同宣言・国際連合加盟
- 1965年 日韓基本条約
- 1972年 沖縄返還・日中共同声明
- 1978年 日中平和友好条約(条約はこちら)
共同声明(1972年・国交正常化)と平和友好条約(1978年)の区別が最大の注意点である。
ひっかけポイント
日中共同声明(1972年)と日中平和友好条約(1978年)の混同が最頻出。日ソ共同宣言・国連加盟(1956年)、日韓基本条約(1965年)との年の入れ替えにも注意。
選択肢の確認
①「沖縄の日本復帰と、日中共同声明による中華人民共和国との国交正常化」
✅ 正しい。
1972年には沖縄がアメリカの施政権下から復帰し、日中共同声明によって中華人民共和国との国交が正常化した。同じ年の二つの外交上の画期である。
②「日ソ共同宣言と国際連合加盟」
❌ 誤り。
日ソ共同宣言と日本の国際連合加盟はいずれも1956年である。1972年の出来事ではない。
③「日韓基本条約の締結とサンフランシスコ平和条約の発効」
❌ 誤り。
日韓基本条約は1965年、サンフランシスコ平和条約の発効は1952年である。両者は互いにも1972年にも対応しない。
④「日中平和友好条約の締結と国際連盟加盟」
❌ 誤り。
日中平和友好条約は1978年で、日本の国際連盟加盟は連盟発足時の1920年である。1972年には日中共同声明による国交正常化が行われた。
覚えるポイント
- 1972年5月沖縄返還(佐藤内閣)
- 1972年9月日中共同声明(田中内閣)
- 日中平和友好条約は1978年
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 文を分解して判定:組合せを一度に選ばず、人物と政策、地域と制度などを一組ずつ○×判定する。確実に誤る一組を含む選択肢から消す。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。