RS3-047|歴史総合・世界史探究 対策問題
1973年の第1次石油危機のきっかけとなった出来事はどれか。
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正解: 1
正解
第4次中東戦争
この問題のポイント
第1次石油危機の原因を問う問題。1973年の第4次中東戦争と、1979年のイラン革命(第2次)を区別できるかが鍵。
解説
1973年10月、エジプト・シリアがイスラエルを攻撃して第4次中東戦争が始まった。アラブ石油輸出国機構(OAPEC)はイスラエル支援国への石油輸出を制限し、石油輸出国機構(OPEC)は原油価格を大幅に引き上げた。原油価格は約4倍に高騰し、世界経済は第1次石油危機に見舞われた。
エネルギーの大部分を中東の石油に依存していた日本への打撃は特に大きかった。物価が急騰する「狂乱物価」が起こり、トイレットペーパー買占め騒動など社会不安も広がった。1974年、日本経済は戦後初のマイナス成長を記録し、約20年続いた高度経済成長は終わった。
以後、日本企業は省エネルギー化と減量経営を進め、日本経済は安定成長へ移行する。
なお第2次石油危機(1979年)のきっかけはイラン革命である。「第1次=第4次中東戦争、第2次=イラン革命」の対応を正確に覚えること。
ひっかけポイント
第1次(1973年・第4次中東戦争)と第2次(1979年・イラン革命)のきっかけの入れ替えが最頻出。湾岸戦争は1991年でPKO協力法の文脈に属する。
選択肢の確認
①「第4次中東戦争」
✅ 正しい。
1973年の第四次中東戦争を機に、アラブ産油国が原油価格引上げと対イスラエル支援国への供給制限を行い、第一次石油危機が起きた。
②「イラン革命」
❌ 誤り。
イラン革命を契機とする原油供給不安は1979年の第二次石油危機に対応する。第一次危機より6年後である。
③「湾岸戦争」
❌ 誤り。
湾岸戦争は1990〜91年にイラクのクウェート侵攻をめぐって起こった。1973年石油危機の直接原因ではない。
④「スエズ戦争」
❌ 誤り。
スエズ戦争は1956年にエジプトの運河国有化をめぐって起こった第二次中東戦争である。第四次中東戦争とは別である。
覚えるポイント
- 第1次石油危機は1973年、第4次中東戦争がきっかけ
- 狂乱物価→1974年戦後初のマイナス成長→高度成長の終焉
- 第2次石油危機(1979年)はイラン革命がきっかけ
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。