RS2-001歴史総合・世界史探究 対策問題

歴史総合A 歴史の扉(1) 歴史と私たち

1871年に前島密の建議で発足した、全国均一料金へと発展していく通信の仕組みはどれか。

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正解: 4

正解

郵便制度

この問題のポイント

1871年に前島密の建議で始まった通信制度を問う問題。全国均一料金へ発展した郵便制度という基本知識で解ける。

解説

江戸時代、手紙は民間の飛脚が運んでいた。しかし料金は高く、届く速さも確実さも距離や業者次第だった。
1871年、「日本近代郵便の父」と呼ばれる前島密の建議により、官営の郵便制度が東京・大阪間で始まった。まもなく全国に広がり、全国均一料金が実現する。どんな遠隔地へも同じ料金で、国家が責任をもって手紙を届ける仕組みである。
郵便切手・ポスト・郵便局のネットワークは急速に整備され、人々は安価で確実な通信手段を手に入れた。
手紙のやり取りが日常になったことは、商取引や行政の効率を高めただけでなく、離れた地域の人々を結び付け、国民国家の統合を通信の面から支えた。電信・鉄道と並ぶ、明治の交通・通信革命の柱である。

ひっかけポイント
駅伝制は古代律令国家の官用交通制度で時代が全く違う。飛脚は郵便に取って代わられた側であり、「発展していく仕組み」という問いの条件に合わない。

選択肢の確認

①「電話制度」
誤り。
電話の実用化は郵便より後で、日本初の電話交換業務は1890年の東京・横浜間で始まった。1871年に前島密が整えた制度ではない。

②「駅伝制」
誤り。
駅伝制は古代律令国家が駅馬を置いて公文書や官人を運んだ官用交通制度である。明治期の一般向け通信制度とは時代も利用者も異なる。

③「飛脚問屋」
誤り。
飛脚問屋は江戸時代の民間輸送業者で、距離別の料金などを用いた。1871年に国家が創設し全国均一料金へ進んだのは、それに代わる郵便制度である。

④「郵便制度」
正しい。
前島密の建議を受け、1871年に東京・大阪間で近代郵便制度が始まり、全国網と均一料金へ発展した。国家が書状配送を担う点で飛脚と異なる。

覚えるポイント

  • 郵便制度は1871年、前島密の建議
  • 全国均一料金・切手・ポストの官営制度
  • 江戸時代の飛脚に代わり国民統合を支えた

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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