KZ-R8T-07歴史総合・世界史探究 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和8年度 追・再試験

グラフが示すような総力戦下の女性の貢献は、女性の政治的権利の拡大を後押ししてきた。アメリカ合衆国で女性参政権が全国的に認められた時期として正しいものはどれか。

KZ-R8T-07の問題図版
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正解: 1

正解

第一次世界大戦直後の1920年

この問題のポイント

アメリカで女性参政権が全国的に認められた時期を問う問題。第一次世界大戦の総力戦への貢献を背景に、1920年の憲法修正で実現したという流れで覚える。

解説

アメリカの女性参政権運動は19世紀半ばから続いていたが、決定打となったのは第一次世界大戦である。男性が出征する中、女性は軍需工場や事務、看護の現場で戦争を支え、その貢献は参政権を拒む理由を失わせた。
1920年、憲法修正第19条が成立し、性別を理由に投票権を否定することが禁じられた。第一次世界大戦直後というタイミングが重要である。
世界的に見ても、女性参政権は総力戦と連動して広がった。1893年のニュージーランドを先駆けとして、大戦中・直後にはイギリス(1918年、制限付き)やドイツ(1919年)でも実現している。日本で女性参政権が認められたのは第二次世界大戦後の1945年であった。
グラフが示す第二次世界大戦期の女性動員は、参政権獲得後もなお残った雇用や社会進出の壁を崩していく、次の段階にあたる。

ひっかけポイント
「総力戦への貢献→参政権」という因果は各国共通だが、実現年は国ごとに異なる。アメリカ1920年・イギリス1918年・日本1945年の区別が頻出である。

選択肢の確認

①「第一次世界大戦直後の1920年」
正しい。
正解。第一次世界大戦での女性の貢献を背景に、1920年の憲法修正第19条でアメリカの女性参政権が全国的に実現した。

②「南北戦争直後の1870年ごろ」
誤り。
南北戦争後の憲法修正第15条(1870年)が禁じたのは人種による投票権の否定で、性別による制限は残った。女性参政権はこのとき実現していない。

③「第二次世界大戦後の1950年代」
誤り。
アメリカの女性参政権は1920年に実現しており、第二次世界大戦後の1950年代という説明は約30年遅い。

④「ベトナム戦争後の1970年代」
誤り。
1970年代は男女平等をめぐる運動が高揚した時期だが、参政権自体は半世紀前に獲得済みであり、時期が大きくずれている。

覚えるポイント

  • アメリカの女性参政権は1920年(憲法修正第19条)
  • 背景は第一次世界大戦の総力戦への貢献
  • ニュージーランド1893年が世界初、日本は1945年

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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