WT4-E19歴史総合・世界史探究 対策問題

世界史探究D 諸地域の結合・変容(3) 帝国主義とナショナリズムの高揚

19世紀後半のアメリカ合衆国について述べた文として正しいものはどれか。

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正解: 2

正解

大陸横断鉄道が開通し、西部開拓が加速して先住民は居留地へ追われた

この問題のポイント

19世紀後半のアメリカを問う問題。大陸横断鉄道の開通と西部開拓の加速、その裏での先住民の強制移住を押さえる。

解説

南北戦争後のアメリカでは、国を挙げた西部開拓が進んだ。
1869年に最初の大陸横断鉄道が開通し、公有地を開拓者に無償で与えるホームステッド法(1862年)とあいまって、人々は西へ西へと移住した。この拡大は「明白な天命」という言葉で正当化された。
しかしその裏で、先住民は土地を奪われ、居留地への強制移住を強いられた。開拓の「光」と先住民迫害の「影」は対で問われる。
1890年ごろにはフロンティア(未開拓地との境界)の消滅が宣言され、アメリカの関心は海外市場へ向かう。これが米西戦争(1898年)などの海外進出につながっていく。

ひっかけポイント
「フロンティア消滅(1890年ごろ)→海外進出(米西戦争1898年)」の接続が頻出。移民は制限が始まる時期はあるが「全面禁止」ではなく、工業生産はむしろ世界一へ成長した。

選択肢の確認

①「工業生産は衰退の一途をたどった」
誤り。
19世紀末のアメリカは工業生産でイギリスを追い抜いて世界一となっており、衰退していない。

②「大陸横断鉄道が開通し、西部開拓が加速して先住民は居留地へ追われた」
正しい。
正解。1869年に最初の大陸横断鉄道が開通し、ホームステッド法とあいまって西部開拓が加速する一方、先住民は土地を奪われ居留地へ移された。

③「西部開拓は行われず、東部13州のままだった」
誤り。
19世紀を通じて領土は太平洋岸まで拡大し、19世紀末にはフロンティアの消滅が語られた。東部13州のままではない。

④「移民の流入は法律で全面禁止されていた」
誤り。
19世紀後半のアメリカには大量の移民が流入した。制限が始まるのは中国人移民禁止法や1924年の移民法などであり、全面禁止ではない。

覚えるポイント

  • 大陸横断鉄道開通は1869年
  • ホームステッド法(1862年)が西部開拓を促進
  • フロンティア消滅(1890年ごろ)→海外進出へ

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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