WT4-E18歴史総合・世界史探究 対策問題

世界史探究D 諸地域の結合・変容(3) 帝国主義とナショナリズムの高揚

19世紀の科学・文化について述べた文として正しいものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正解

ダーウィンが『種の起源』で進化論を唱え、思想界に大きな影響を与えた

この問題のポイント

19世紀の科学を問う問題。ダーウィンの『種の起源』(1859年)と進化論を、他の世紀の科学者と区別できるかがカギ。

解説

ダーウィンは1859年に『種の起源』を刊行し、生物は自然選択によって進化するという進化論を唱えた。
生物の種は神が個別に創造したという従来の考えを揺るがし、人間観・世界観に大きな衝撃を与えた。
さらに進化論は「適者生存」の論理として社会にも転用された(社会進化論)。強い国家や民族が弱い側を支配するのは自然の理だとする考えは、帝国主義や人種主義の正当化に利用された。
科学の成果がどのように社会思想に影響したか、という視点は世界史探究らしい問われ方なので、進化論とその転用をセットで理解しておこう。

ひっかけポイント
ニュートン(17世紀・万有引力)、コペルニクス(16世紀・地動説)、アインシュタイン(20世紀・相対性理論)と世紀の対応を入れ替える選択肢が定番。

選択肢の確認

①「コペルニクスが地動説を初めて唱えた」
誤り。
コペルニクスが地動説を唱えたのは16世紀であり、19世紀よりはるか以前の出来事である。

②「アインシュタインが相対性理論を完成させた」
誤り。
アインシュタインの相対性理論は20世紀初めに発表されたものであり、19世紀の成果ではない。

③「ダーウィンが『種の起源』で進化論を唱え、思想界に大きな影響を与えた」
正しい。
正解。ダーウィンは1859年の『種の起源』で自然選択による進化論を唱え、生物観・人間観を大きく変えた。

④「ニュートンが万有引力の法則を発見した」
誤り。
ニュートンが万有引力の法則を示したのは17世紀のことであり、19世紀の科学ではない。

覚えるポイント

  • ダーウィン『種の起源』は1859年
  • 自然選択による進化論を提唱
  • 社会進化論が帝国主義の正当化に利用された

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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