WT6-I20|歴史総合・世界史探究 対策問題
戦間期の文化・科学について述べた文として正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
アインシュタインの相対性理論など、科学の革新が世界観を変えた
この問題のポイント
戦間期の文化・科学を問う問題。アインシュタインの相対性理論に代表される科学革新と、亡命知識人の影響まで押さえる。
解説
20世紀前半は、科学が世界観を根本から変えた時代である。
アインシュタインの相対性理論は時間と空間の常識を覆し、量子力学とともに現代物理学を打ち立てた。フロイトの精神分析は、人間が無意識に動かされる存在であることを示し、人間観を変えた。
大衆文化も花開き、無声映画からトーキー(発声映画)へ、そしてラジオ放送が各国で始まった。
重要なのは、ナチスのユダヤ人迫害を逃れて、アインシュタインら多くの知識人がアメリカへ亡命したことである。これにより科学の中心はヨーロッパからアメリカへ移り、亡命科学者の知見はやがてマンハッタン計画(原爆開発)にもつながった。
ひっかけポイント
「亡命科学者→マンハッタン計画→原爆」という皮肉な連鎖は、科学と戦争を問う定番論点。トーキーへの発展や科学研究は「止まった」のではなく、むしろ加速した。
選択肢の確認
①「映画は無声からトーキーへの発展が止まった」
❌ 誤り。
1920年代末からトーキーが普及し、映画は無声から音声付きへと発展した。
②「文学活動は世界的に禁止された」
❌ 誤り。
この時期にはヘミングウェイやレマルクなど多くの作家が活躍しており、文学が禁止された事実はない。
③「科学研究はすべて中止された」
❌ 誤り。
ナチスの迫害で亡命した科学者もいたが研究は続き、その中心はヨーロッパからアメリカへ移った。
④「アインシュタインの相対性理論など、科学の革新が世界観を変えた」
✅ 正しい。
正解。アインシュタインの相対性理論や量子力学が物理学を刷新し、フロイトの精神分析とともに世界観・人間観を大きく変えた。
覚えるポイント
- アインシュタインの相対性理論が物理学を刷新
- フロイトの精神分析、トーキー映画・ラジオの普及
- ナチの迫害→知識人の米亡命→科学の中心が移動
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。