WT6-I08|歴史総合・世界史探究 対策問題
戦間期のアメリカ社会について述べた文として正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正解
自動車や家電が普及する大衆消費社会が出現した
この問題のポイント
1920年代アメリカ社会を問う問題。自動車・家電が普及する大衆消費社会の出現と、その裏の排外主義まで押さえる。
解説
第一次世界大戦で戦場にならず、債権国となったアメリカは、1920年代に空前の繁栄を迎えた。
フォードが流れ作業による大量生産方式を確立し、T型自動車が庶民にも手が届く価格になった。家電製品が家庭に入り、映画・ラジオ・ジャズが流行する大衆消費社会が世界で最初に出現した。
しかし繁栄の裏には保守的・排外的な側面もあった。移民法(1924年)は東欧・南欧からの移民を制限し、日本を含むアジア系移民を事実上禁止した。禁酒法やKKK(白人至上主義団体)の復活も同じ文脈である。
なお女性参政権は1920年に実現済みなので、「まだなかった」とする選択肢は誤りである。
ひっかけポイント
「繁栄の1920年代」と「排外主義(1924年移民法)」の光と影を対で問うのが定番。米の女性参政権実現は1920年で、戦間期には実現済みという点も引っかけどころ。
選択肢の確認
①「移民の受け入れを完全に自由化した」
❌ 誤り。
1924年の移民法は国別割当てで移民を制限し、アジアからの移民を事実上禁止した。自由化とは逆である。
②「自動車や家電が普及する大衆消費社会が出現した」
✅ 正しい。
正解。1920年代のアメリカでは流れ作業による大量生産で自動車や家電が普及し、映画やラジオが広がる大衆消費社会が出現した。
③「女性参政権はまだ認められていなかった」
❌ 誤り。
アメリカの女性参政権は1920年の憲法修正第19条で実現しており、戦間期にはすでに認められていた。
④「映画やラジオは普及しなかった」
❌ 誤り。
映画とラジオはこの時期に急速に普及し、ジャズとともに大衆文化を代表する存在となった。
覚えるポイント
- 1920年代米国はフォードのT型車と大衆消費社会
- 1924年移民法でアジア系移民を事実上禁止
- 米の女性参政権は1920年に実現
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。