WT6-I09|歴史総合・世界史探究 対策問題
戦間期の中東でイギリスの委任統治領とされた地域はどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
パレスチナ・イラク
この問題のポイント
戦間期中東の委任統治の分担を問う問題。イギリスがパレスチナ・イラク、フランスがシリア・レバノン、という対応で解ける。
解説
第一次世界大戦で敗れたオスマン帝国のアラブ地域は、大戦中のサイクス・ピコ協定(英仏露の秘密協定)に沿って、国際連盟の委任統治という形式で英仏に分割された。
分担は次のとおり。
- イギリス: パレスチナ・トランスヨルダン・イラク
- フランス: シリア・レバノン
問題はイギリスの外交である。大戦中、アラブ人にはフサイン・マクマホン協定で独立を約束し、ユダヤ人にはバルフォア宣言でパレスチナでの民族的郷土建設を支持し、英仏間ではサイクス・ピコ協定で分割を決めていた。
この矛盾した「三枚舌外交」が、今日まで続くパレスチナ問題の起源となった。
ひっかけポイント
英(パレスチナ・イラク)と仏(シリア・レバノン)の統治地域の入れ替えが定番。リビアはイタリア、モロッコ・アルジェリア・チュニジアはフランスの北アフリカ植民地で別枠。
選択肢の確認
①「パレスチナ・イラク」
✅ 正しい。
正解。イギリスは委任統治領としてパレスチナ・トランスヨルダン・イラクを統治し、その矛盾した約束がパレスチナ問題の起源となった。
②「シリア・レバノン」
❌ 誤り。
シリア・レバノンを委任統治したのはフランスであり、イギリスではない。
③「リビア・チュニジア」
❌ 誤り。
リビアはイタリア、チュニジアはフランスの支配下にあり、旧オスマン領の委任統治とは制度も経緯も異なる。
④「モロッコ・アルジェリア」
❌ 誤り。
モロッコとアルジェリアはフランスの支配下にあった北アフリカの地域であり、イギリスの委任統治領ではない。
覚えるポイント
- 英の委任統治はパレスチナ・トランスヨルダン・イラク
- 仏の委任統治はシリア・レバノン
- 英の三枚舌外交がパレスチナ問題の起源
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。