WT6-I30|歴史総合・世界史探究 対策問題
戦間期のアメリカの対外政策について述べた文として正しいものはどれか。
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正解: 3
正解
国際連盟には不参加のまま、ワシントン会議や不戦条約など個別の国際協調を主導した
この問題のポイント
戦間期アメリカの対外姿勢を問う問題。連盟不参加のまま、ワシントン会議や不戦条約など個別の国際協調を主導した点が核心。
解説
アメリカは、ウィルソン大統領自らが提唱した国際連盟に、上院の反対(モンロー主義の伝統)で参加できなかった。
しかし「連盟不参加=完全な孤立主義」と考えるのは誤りである。アメリカは個別の分野で国際協調を主導し続けた。
- ワシントン会議(1921〜22年): 海軍軍縮とアジア太平洋秩序を主導
- ドーズ案(1924年): 米資本の投入でドイツ賠償問題を打開
- 不戦条約(1928年): 国策としての戦争放棄を各国と約束
世界最大の経済大国となったアメリカ抜きに、1920年代の国際協調は成り立たなかった。「連盟には不参加、しかし国際協調は主導」という一見矛盾する立ち位置を正確に押さえることが重要である。
ひっかけポイント
単純に「孤立主義」と書いた選択肢はしばしば誤りになる。連盟の常任理事国だったという選択肢も、そもそも非加盟なのであり得ない。
選択肢の確認
①「いかなる国際会議にも参加しなかった」
❌ 誤り。
ワシントン会議を自ら主催するなど、多くの国際会議に参加している。
②「ソ連と軍事同盟を結んだ」
❌ 誤り。
アメリカは1933年にソ連を承認したものの、軍事同盟は結んでいない。
③「国際連盟には不参加のまま、ワシントン会議や不戦条約など個別の国際協調を主導した」
✅ 正しい。
正解。アメリカは上院の反対で国際連盟に参加しなかったが、ワシントン会議やドーズ案、不戦条約など個別の国際協調は主導した。
④「国際連盟の常任理事国として活動した」
❌ 誤り。
アメリカは国際連盟に加盟しておらず、常任理事国となったことはない。
覚えるポイント
- 米は国際連盟に不参加(上院の反対)
- ワシントン会議・ドーズ案・不戦条約は米が主導
- 不参加でも国際協調の中心だった点が急所
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。