WT6-I29|歴史総合・世界史探究 対策問題
1934年にソ連が国際連盟に加盟した背景として最も適切なものはどれか。
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正解: 3
正解
ナチス・ドイツの台頭に対抗して集団安全保障への接近を図った
この問題のポイント
ソ連の国際連盟加盟(1934年)の背景を問う問題。ナチス・ドイツの台頭に対抗する集団安全保障への接近が答え。
解説
ソ連は建国以来、資本主義諸国から警戒され、国際連盟の外に置かれていた。
しかし1933年に反共を公然と掲げるナチス・ドイツが成立すると、ソ連は安全保障の方針を転換する。単独での防衛ではなく、他国と協力して侵略に備える集団安全保障への接近である。
1934年、ソ連は国際連盟に加盟した。日本とドイツが連盟を脱退した直後であり、連盟の顔ぶれが入れ替わった形になる。1935年には仏ソ相互援助条約も結んだ。
コミンテルンの人民戦線戦術への転換(1935年)も、同じ反ファシズムの文脈にある。しかしミュンヘン会談で英仏に排除された不信から、1939年には一転して独ソ不可侵条約へ向かうことになる。
ひっかけポイント
「日独の脱退(1933年)とソ連の加盟(1934年)」という連盟構成の入れ替わりが整序の定番。世界革命の即時実現ではなく、現実的な安全保障策としての加盟である。
選択肢の確認
①「世界革命の即時実現をめざしたため」
❌ 誤り。
コミンテルンは1935年に人民戦線戦術へ転換しており、即時の世界革命という路線からは距離を置いた。
②「日本との同盟を強化するため」
❌ 誤り。
ソ連は日本の大陸進出を警戒しており、同盟を強化する関係にはなかった。
③「ナチス・ドイツの台頭に対抗して集団安全保障への接近を図った」
✅ 正しい。
正解。反共を掲げるナチス・ドイツの台頭に脅威を感じたソ連は方針を転換し、1934年に国際連盟へ加盟して集団安全保障に接近した。
④「アメリカとの同盟が成立したため」
❌ 誤り。
アメリカは1933年にソ連を承認したが同盟は結んでおらず、そもそも国際連盟に加盟していない。
覚えるポイント
- ソ連の国際連盟加盟は1934年
- 背景はナチス・ドイツの台頭への対抗
- 仏ソ相互援助条約は1935年
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。