RS3-026歴史総合・世界史探究 対策問題

歴史総合C 国際秩序の変化や大衆化と私たち(2) 第一次世界大戦と大衆社会

国際連盟(1920年発足)について述べた文として正しいものはどれか。

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正解: 4

正解

日本は発足時からの常任理事国だった

この問題のポイント

国際連盟の基本的な性格を問う正誤問題。日本が発足時からの常任理事国だったことと、提唱国アメリカの不参加が判断の鍵。

解説

第一次世界大戦の惨禍への反省から、アメリカ大統領ウィルソンは十四カ条の平和原則で国際平和機構の設立を提唱した。これに基づき1920年、史上初の本格的な国際平和機構である国際連盟が発足し、本部はスイスのジュネーヴに置かれた。

日本は戦勝国として、イギリス・フランス・イタリアとともに発足時からの常任理事国となった。教育者として知られる新渡戸稲造が事務次長を務めたことも重要である。

しかし連盟には大きな限界があった。

  • 提唱国アメリカは上院の反対(モンロー主義の伝統)で不参加
  • ソ連・ドイツは当初除外された
  • 制裁は経済制裁が中心で、軍事的強制力を欠いた
  • 総会の議決は全会一致が原則

日本は満洲事変後の1933年に脱退を通告し、国際的孤立の道を進むことになる。

ひっかけポイント
「提唱したアメリカが不参加」という逆説が最頻出。国際連合(本部ニューヨーク・武力制裁あり・1945年発足)との違いを混同させる選択肢に注意。

選択肢の確認

①「アメリカは一貫して中心的な加盟国だった」
誤り。
ウィルソン大統領は国際連盟を提唱したが、上院の反対でアメリカは加盟しなかった。中心的加盟国だったという説明は誤りである。

②「本部はニューヨークに置かれた」
誤り。
国際連盟本部はスイスのジュネーヴに置かれた。ニューヨークを本部とするのは第二次世界大戦後の国際連合である。

③「武力制裁を主な手段とする軍事機構だった」
誤り。
連盟は独自の軍隊を持たず、制裁は主に経済制裁だった。強制力の弱さが満州事変などへの対応を困難にした。

④「日本は発足時からの常任理事国だった」
正しい。
日本は国際連盟発足時から加盟し、イギリス・フランス・イタリアとともに常任理事国となった。新渡戸稲造も事務局次長として活動した。

覚えるポイント

  • 国際連盟は1920年発足、本部ジュネーヴ、日本は常任理事国
  • 提唱国アメリカは上院の反対で不参加
  • 日本の脱退通告は1933年(満洲事変・リットン報告書が契機)

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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