RS3-027歴史総合・世界史探究 対策問題

歴史総合C 国際秩序の変化や大衆化と私たち(2) 第一次世界大戦と大衆社会

ワシントン会議(1921〜22年)の結果として正しいものはどれか。

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正解: 3

正解

四カ国条約が結ばれ、日英同盟の終了が定められた

この問題のポイント

ワシントン会議で結ばれた諸条約の内容を問う問題。四カ国条約により日英同盟の終了が定められた点が正解の根拠。

解説

第一次世界大戦後、アジア太平洋で勢力を伸ばした日本と、建艦競争の負担に苦しむ列国の利害を調整するため、アメリカの提唱で1921〜22年ワシントン会議が開かれた。日本からは加藤友三郎らが全権として参加した。

会議では3つの重要な条約が結ばれた。

  • 海軍軍縮条約…主力艦の保有比率を米5・英5・日3などと制限
  • 四カ国条約(米英日仏)…太平洋の現状維持を約束。これにより日英同盟の終了が定められた
  • 九カ国条約…中国の主権尊重・領土保全・門戸開放を確認。石井・ランシング協定は廃棄された

こうして成立したアジア太平洋の国際秩序をワシントン体制と呼ぶ。日本は協調外交(幣原外交)のもとでこの体制を受け入れたが、1930年代の軍部の台頭とともに体制は崩れていく。

ひっかけポイント
「四カ国条約=日英同盟廃棄」「九カ国条約=中国問題」「軍縮条約=5・5・3」という条約と内容の対応を入れ替える出題が定番。日英同盟は延長ではなく終了である。

選択肢の確認

①「日本の主力艦保有比率が米英と同等と定められた」
誤り。
五カ国海軍軍縮条約の主力艦比率は米英5・日本3で、日本は米英と同等ではなかった。フランス・イタリアはそれぞれ1.67だった。

②「中国の分割が列国間で正式に合意された」
誤り。
九カ国条約は中国の主権尊重と門戸開放・機会均等を確認した。列強による中国分割を正式承認する合意ではない。

③「四カ国条約が結ばれ、日英同盟の終了が定められた」
正しい。
ワシントン会議の四カ国条約は太平洋地域の現状尊重を定め、日英同盟を終了させた。ほかに五カ国海軍軍縮条約・九カ国条約が結ばれた。

④「日英同盟がさらに10年間延長された」
誤り。
日英同盟は延長されず、四カ国条約の発効とともに終了した。日本の外交は英米協調を軸とするワシントン体制へ移った。

覚えるポイント

  • ワシントン会議は1921〜22年、ワシントン体制の成立
  • 四カ国条約で日英同盟終了、九カ国条約で中国の門戸開放
  • 主力艦保有比率は米英5に対し日本3

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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