WT4-E03|歴史総合・世界史探究 対策問題
ウィーン会議(1814〜15年)の基本原則として正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
正統主義と勢力均衡
この問題のポイント
ウィーン会議の基本原則を問う問題。正統主義と勢力均衡の2本柱を答えられればよい。
解説
ウィーン会議(1814〜15年)は、ナポレオン戦争後のヨーロッパ秩序を再建するために開かれた国際会議である。
基本原則は2つ。フランス外相タレーランが唱えた正統主義(フランス革命前の王朝と体制を正統として復活させる)と、特定の大国の突出を防ぐ勢力均衡である。
会議を主導したのはオーストリア外相メッテルニヒ。各国の利害対立で「会議は踊る、されど進まず」と風刺されたが、最終的に成立した保守的な国際秩序をウィーン体制と呼ぶ。
この体制は自由主義とナショナリズムの運動を抑圧したが、1848年の諸国民の春で崩壊する。
ひっかけポイント
正統主義(過去の王朝の復活)と民族自決(20世紀・ウィルソンの原則)を入れ替える選択肢が定番。時代が100年ずれていることに注意。
選択肢の確認
①「正統主義と勢力均衡」
✅ 正しい。
正解。ウィーン会議は、タレーランの唱えた正統主義と大国間の勢力均衡を原則とし、革命前の秩序の回復をめざした。
②「民族自決と国際協調」
❌ 誤り。
民族自決は第一次世界大戦後にウィルソンが掲げた原則であり、ウィーン会議はむしろ民族運動を抑え込む立場だった。
③「自由貿易と門戸開放」
❌ 誤り。
自由貿易は19世紀のイギリス、門戸開放は1899年のアメリカに関わる原則であり、ウィーン会議の原則ではない。
④「人民主権と共和政」
❌ 誤り。
人民主権と共和政はフランス革命の理念であり、ウィーン会議はそれを否定して王朝の復活をめざした。
覚えるポイント
- ウィーン会議は1814〜15年、主導者はメッテルニヒ
- 原則は正統主義(タレーラン提唱)と勢力均衡
- 「会議は踊る、されど進まず」の風刺句
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。