WT4-E24|歴史総合・世界史探究 対策問題
ウィーン体制下のヨーロッパで起こった出来事として正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正解
ギリシアがオスマン帝国からの独立を達成した
この問題のポイント
ウィーン体制下の出来事を問う問題。ギリシア独立(1829年達成)が体制下の例外的な独立として答えになる。
解説
ウィーン体制は革命と民族運動を抑え込む保守的な体制だったが、そのすべてを封じ込めたわけではない。
ギリシア独立戦争(1821〜29年)では、オスマン帝国支配下のギリシアが蜂起した。古典文明への共感(フィルヘレニズム)がヨーロッパの世論を動かし、詩人バイロンも義勇兵として参加した。
列強のうちロシア・イギリス・フランスは、それぞれの利害からギリシアを支援し、独立は達成された。ラテンアメリカ諸国の独立とあわせ、ウィーン体制の「例外」であり、体制を内側から掘り崩す一撃となった。
なおドイツ帝国成立(1871年)や第一次世界大戦(1914年)は、体制崩壊よりずっと後の出来事である。
ひっかけポイント
ウィーン体制=抑圧一色と思い込まない。ギリシアとラテンアメリカの独立は列強の利害から容認された例外、という構図が頻出。他の選択肢は時代が大きくずれている。
選択肢の確認
①「EUが発足した」
❌ 誤り。
EUの発足は1993年であり、20世紀末の出来事である。
②「ギリシアがオスマン帝国からの独立を達成した」
✅ 正しい。
正解。ギリシア独立戦争は1821年から29年にかけてロシア・イギリス・フランスの支援を受けて成功し、ウィーン体制下の例外として体制を掘り崩した。
③「ドイツ帝国が成立した」
❌ 誤り。
ドイツ帝国の成立は1871年であり、ウィーン体制が崩れた1848年の諸国民の春よりさらに後の出来事である。
④「第一次世界大戦が勃発した」
❌ 誤り。
第一次世界大戦の勃発は1914年であり、ウィーン体制の時期とは大きく隔たっている。
覚えるポイント
- ギリシア独立戦争は1821〜29年、オスマン帝国から独立
- 露・英・仏が支援、バイロンも義勇兵参加
- ウィーン体制下の例外的独立として頻出
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。