WT7-C16歴史総合・世界史探究 対策問題

世界史探究E 地球世界の課題(1) 国際機構の形成と平和への模索

戦後の西ヨーロッパ統合の出発点となった1952年発足の組織はどれか。

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正解: 4

正解

ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体(ECSC)

この問題のポイント

ヨーロッパ統合の出発点を問う問題。1952年発足のECSC(ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体)が答え。

解説

2度の世界大戦の中心にあったのは、独仏の対立だった。戦後のヨーロッパは、この対立を構造的に解消する道を模索した。
フランス外相シューマンの提案(シューマン・プラン)に基づき、1952年、フランス・西ドイツ・イタリア・ベネルクス3国の6カ国でヨーロッパ石炭鉄鋼共同体(ECSC)が発足した。
戦争に不可欠な資源である
石炭と鉄鋼を国際機関の共同管理
に置けば、独仏は物理的に戦争ができなくなる。この発想が統合の原点である。
統合は、EEC(1958年・共同市場)、EC(1967年・諸共同体の統合)を経て、マーストリヒト条約によるEU(1993年)へと深化していく。この発展段階の整序は超定番である。

ひっかけポイント
「ECSC(1952年)→EEC(1958年)→EC(1967年)→EU(1993年)」の順序の入れ替えが最頻出。石炭と鉄鋼という対象の意味(戦争資源の共同管理)まで問われる。

選択肢の確認

①「ヨーロッパ連合(EU)」
誤り。
EUは1993年発効のマーストリヒト条約によって成立した統合の到達点であり、1952年発足の出発点ではない。

②「北大西洋条約機構(NATO)」
誤り。
NATOは1949年に成立した西側の軍事同盟であり、経済統合の組織ではない。

③「国際連盟」
誤り。
国際連盟は第一次世界大戦後の1920年に発足した世界規模の国際機構で、戦後の西ヨーロッパ統合とは別のものである。

④「ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体(ECSC)」
正しい。
フランス外相シューマンの提案に基づき、1952年にフランス・西ドイツ・イタリア・ベネルクス3国の6カ国でECSCが発足し、石炭と鉄鋼を共同管理したことが統合の出発点となった。

覚えるポイント

  • ECSCは1952年発足、シューマン・プランに基づく
  • 原加盟は仏・西独・伊・ベネルクスの6カ国
  • ECSC→EEC→EC→EU(1993年)の発展

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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