WT9-C01歴史総合・世界史探究 対策問題

世界史探究E 地球世界の課題(2) 経済のグローバル化と格差の是正

1993年のマーストリヒト条約発効で発足した組織はどれか。

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正解: 4

正解

ヨーロッパ連合(EU)

この問題のポイント

マーストリヒト条約で発足したEUを問う。EC段階からの発展と、ユーロ導入・東方拡大・イギリス離脱までの流れが核心。

解説

前提として、西ヨーロッパでは戦後、独仏和解を軸に経済統合が段階的に進んでいた。ECSC(石炭鉄鋼共同体・1952年)からEEC、そしてEC(ヨーロッパ共同体・1967年)である。
冷戦終結とドイツ統一を受け、1992年に調印されたマーストリヒト条約が93年に発効し、経済統合に共通外交・安全保障政策などを加えたEU(ヨーロッパ連合)が発足した。

  • 1999年:共通通貨ユーロ導入(現金流通は2002年)
  • 2004年:旧社会主義圏の東欧諸国が加盟する東方拡大
  • 2020年:イギリスが離脱(ブレグジット)
    統合の「深化」と「拡大」、そして反EU感情という「反動」の3層で整理するのが定石である。国際連盟・ワルシャワ条約機構は全く別系統の組織である。

ひっかけポイント
ECSC(1952年)・EC(1967年)・EU(1993年)の段階の混同が定番。マーストリヒト条約=EU発足という対応を確実に。

選択肢の確認

①「ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体」
誤り。
ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体はシューマン・プランに基づき1952年に発足した統合の出発点で、EUの前身の一つである。

②「国際連盟」
誤り。
国際連盟は第一次世界大戦後の1920年にヴェルサイユ条約に基づいて発足した組織で、時期も性格も異なる。

③「ワルシャワ条約機構」
誤り。
ワルシャワ条約機構は1955年に結成されたソ連中心の軍事同盟で、1991年に解散した。

④「ヨーロッパ連合(EU)」
正しい。
マーストリヒト条約は1992年に調印され1993年に発効し、経済統合中心のECに外交・安全保障の協力を加えたEUが発足した。1999年には共通通貨ユーロが導入された。

覚えるポイント

  • マーストリヒト条約発効でEU発足(1993年)
  • ユーロ導入は1999年(現金は2002年)
  • 東方拡大2004年、イギリス離脱2020年

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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