WT9-C02歴史総合・世界史探究 対策問題

世界史探究E 地球世界の課題(2) 経済のグローバル化と格差の是正

1990年のイラクのクウェート侵攻に対して1991年に行われた軍事行動はどれか。

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正解: 3

正解

多国籍軍による湾岸戦争

この問題のポイント

クウェート侵攻への対応である湾岸戦争を問う。国連決議に基づく多国籍軍という点と、イラク戦争との区別が核心。

解説

前提として、イラン・イラク戦争で疲弊したイラクのサダム・フセイン政権は、1990年8月、石油資源をねらって隣国クウェートに侵攻・占領した。
冷戦終結直後だったため、米ソが協調して国連安保理は武力行使容認決議を採択。1991年1月、アメリカ中心の多国籍軍がイラクを攻撃し、短期間でクウェートを解放した。これが湾岸戦争である。
国連の集団安全保障が機能した例と評価される一方、日本は多額の資金援助を行ったが人的貢献を問われ、翌1992年のPKO協力法成立につながった。
混同しやすいのが2003年のイラク戦争である。こちらは大量破壊兵器保有の疑いを理由にアメリカなどが開戦したが、明確な国連決議はなく、国際的な正当性が争われた。

ひっかけポイント
湾岸戦争(1991年・国連決議あり)とイラク戦争(2003年・明確な決議なし)の対比が最頻出。日本のPKO協力法(1992年)への接続も問われる。

選択肢の確認

①「朝鮮戦争」
誤り。
朝鮮戦争は1950年から53年の休戦まで戦われた冷戦下のアジアの戦争である。

②「イラク戦争」
誤り。
イラク戦争は2003年、大量破壊兵器の保有を理由にアメリカがイラクを攻撃した戦争で、湾岸戦争とは12年の開きがある。

③「多国籍軍による湾岸戦争」
正しい。
1990年8月にイラクのサダム・フセイン政権がクウェートを占領すると、国連安保理の武力行使容認決議に基づき1991年1月にアメリカ中心の多国籍軍が攻撃し、クウェートを解放した。

④「ベトナム戦争」
誤り。
ベトナム戦争はアメリカが1965年に本格介入し1973年の和平協定で撤退した東南アジアの戦争で、時期が異なる。

覚えるポイント

  • 1990年イラクがクウェート侵攻
  • 1991年湾岸戦争、多国籍軍が解放
  • 日本は資金援助のみ→1992年PKO協力法へ

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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