RS3-034歴史総合・世界史探究 対策問題

歴史総合C 国際秩序の変化や大衆化と私たち(3) 経済危機と第二次世界大戦

1931年に関東軍が南満洲鉄道の線路を爆破し、軍事行動を開始した事件はどれか。

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正解: 1

正解

柳条湖事件

この問題のポイント

満洲事変の発端となった事件を問う問題。1931年・関東軍・満鉄線爆破という要素から柳条湖事件を特定する。

解説

1920年代末、中国では国民政府による統一が進み、日本が持つ満洲の権益(満鉄など)が脅かされるという危機感が関東軍内で強まっていた。関東軍は満洲の武力占領を計画するようになる。

1931年9月18日、関東軍参謀の石原莞爾らの計画により、奉天(現在の瀋陽)郊外の柳条湖南満洲鉄道の線路が爆破された。関東軍はこれを中国軍の仕業と偽って軍事行動を開始し、政府の不拡大方針を無視して満洲全土を占領した。これが満洲事変である。

1932年、関東軍は清朝最後の皇帝溥儀を執政に据えて「満洲国」を建国させた。日本政府は日満議定書でこれを承認したが、国際連盟が派遣したリットン調査団は満洲国を自発的な独立国家とは認めず、日本は1933年に連盟脱退へと向かう。

満洲事変は「十五年戦争」の起点と位置づけられる重要事件である。

ひっかけポイント
柳条湖事件(1931年・満洲事変の発端)と盧溝橋事件(1937年・日中戦争の発端)の混同が最も多い。張作霖爆殺事件(1928年)も関東軍の仕業だが3年前の別事件。

選択肢の確認

①「柳条湖事件」
正しい。
関東軍は1931年9月18日に奉天郊外の柳条湖で南満洲鉄道線路を爆破し、中国軍の仕業として軍事行動を拡大した。満州事変の発端である。

②「盧溝橋事件」
誤り。
盧溝橋事件は1937年に北京郊外で起こり、日中全面戦争のきっかけとなった。満州事変開始より6年後である。

③「済南事件」
誤り。
済南事件は1928年の山東出兵中に日本軍と中国国民革命軍が衝突した事件である。南満洲鉄道爆破事件ではない。

④「張作霖爆殺事件」
誤り。
張作霖爆殺事件は1928年に関東軍が奉天近郊で張作霖の列車を爆破した事件である。1931年の線路爆破とは対象・年が異なる。

覚えるポイント

  • 柳条湖事件は1931年9月18日、関東軍による満鉄線爆破
  • 満洲国建国は1932年、執政は溥儀
  • 盧溝橋事件(1937年・日中戦争)とは別、6年の差

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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