WT6-I17|歴史総合・世界史探究 対策問題
1935年にドイツが行ったヴェルサイユ条約違反の行動はどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正解
再軍備宣言(徴兵制の復活)
この問題のポイント
1935年のドイツの条約違反を問う問題。再軍備宣言(徴兵制復活)を、以後の侵略の階段の起点として位置づける。
解説
ヴェルサイユ条約はドイツに、徴兵禁止・陸軍10万人という厳しい軍備制限を課していた。
ヒトラーは1935年3月、この軍備制限条項の破棄を宣言し、徴兵制を復活させた(再軍備宣言)。英仏伊はストレーザ戦線を組んで抗議したが、イギリスは直後に英独海軍協定を結び、ドイツの再軍備を事実上容認してしまった。
以後のドイツの拡張は階段状に進む。
- 1936年: ラインラント進駐
- 1938年3月: オーストリア併合
- 1938年9月: ズデーテン併合(ミュンヘン会談)
- 1939年9月: ポーランド侵攻(第二次世界大戦開始)
各段階での英仏の宥和が次の侵略を招いた、という構図で覚えよう。
ひっかけポイント
1935年=再軍備宣言であり、ポーランド侵攻(1939年)やオーストリア併合(1938年)と年の対応を入れ替える選択肢が定番。侵略の階段の整序は超頻出。
選択肢の確認
①「チェコスロヴァキア解体」
❌ 誤り。
チェコスロヴァキア解体は1939年3月で、前年のミュンヘン会談の合意すら破る行動であった。
②「再軍備宣言(徴兵制の復活)」
✅ 正しい。
正解。ヒトラーは1935年3月に再軍備を宣言し、ヴェルサイユ条約の軍備制限条項を破って徴兵制を復活させた。
③「ポーランド侵攻」
❌ 誤り。
ポーランド侵攻は1939年9月であり、第二次世界大戦の開戦につながる行動である。
④「オーストリア併合」
❌ 誤り。
オーストリア併合は1938年3月で、これはヴェルサイユ条約とサン・ジェルマン条約が禁じた合邦の強行である。
覚えるポイント
- 再軍備宣言は1935年、徴兵制復活
- 英独海軍協定が再軍備を事実上容認
- 1936年ラインラント→1938年墺・ズデーテン→1939年ポーランド
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。