WT6-W05歴史総合・世界史探究 対策問題

世界史探究D 諸地域の結合・変容(4) 第二次世界大戦と諸地域の変容

ヴェルサイユ条約(1919年)がドイツに課した内容として正しいものはどれか。

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正解: 3

正解

全植民地の放棄と巨額の賠償金、軍備の制限

この問題のポイント

ヴェルサイユ条約の対独条項を問う問題。全植民地の放棄・巨額賠償・軍備制限の3点セットで解ける。

解説

1919年6月、パリ講和会議の結果として、連合国とドイツの間でヴェルサイユ条約が調印された。
ドイツに課された主な内容は次のとおり。

  • 全植民地の放棄(アフリカ・太平洋の植民地は委任統治領に)
  • アルザス・ロレーヌのフランスへの返還
  • 軍備の厳しい制限(徴兵禁止・陸軍10万人・ラインラント非武装化)
  • 賠償金1320億金マルクという天文学的な負担
    経済学者ケインズは、この賠償の過酷さがヨーロッパ経済を破壊すると警告した。
    実際、条約への屈辱と不満はドイツ国民に深く残り、ヴェルサイユ体制打破を叫ぶナチ党が支持を集める土壌となった。20年後の第二次世界大戦の遠因である。

ひっかけポイント
オーストリアとの合邦は「義務」ではなく「禁止」された点に注意。「ヴェルサイユの過酷さ→独の不満→ナチ台頭」という20年越しの因果が最頻出。

選択肢の確認

①「オーストリアとの合邦の義務」
誤り。
条約はドイツとオーストリアの合邦を禁じたのであり、義務づけたのではない。

②「海外植民地の拡大の承認」
誤り。
ドイツの海外植民地はすべて取り上げられ、委任統治領として戦勝国に配分された。

③「全植民地の放棄と巨額の賠償金、軍備の制限」
正しい。
正解。ヴェルサイユ条約はドイツに全植民地の放棄、巨額の賠償金、陸軍10万人への制限などの軍備制限を課した。

④「全領土の維持と賠償の免除」
誤り。
ドイツはアルザス・ロレーヌをフランスへ返還するなど領土を失い、巨額の賠償金を課された。

覚えるポイント

  • ヴェルサイユ条約は1919年、全植民地放棄
  • 賠償金1320億金マルク、陸軍10万人に制限
  • 条約への不満がナチ台頭の土壌に

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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