WT9-C10歴史総合・世界史探究 対策問題

世界史探究E 地球世界の課題(2) 経済のグローバル化と格差の是正

1994年に発効した北米自由貿易協定(NAFTA)の加盟国の組合せとして正しいものはどれか。

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正解: 4

正解

アメリカ・カナダ・メキシコ

この問題のポイント

NAFTAの加盟3国を問う。アメリカ・カナダ・メキシコの組合せと、EUとの統合の深さの違いが核心。

解説

前提として、冷戦終結後の1990年代、世界では地域ごとに経済統合を進める動きが加速した(地域経済統合)。
1994年に発効したNAFTA(北米自由貿易協定)は、アメリカ・カナダ・メキシコの3国間で関税撤廃と投資自由化を進める自由貿易圏である。EU・ASEAN自由貿易地域と並ぶ代表例として頻出する。
EUとの違いが重要である。EUが通貨統合や共通外交まで進む深い統合であるのに対し、NAFTAは貿易・投資の自由化にとどまる緩やかな枠組みである。
一方、工場の海外移転による製造業の雇用喪失や賃金格差への不満は、後の保護主義・反グローバリズム台頭の土壌となり、2020年には見直されてUSMCA(新協定)に置き換えられた。統合の光と影の両面で問われる。

ひっかけポイント
加盟国にイギリスや日本、南米諸国を混ぜる選択肢は地理で切れる。EU(政治統合まで)とNAFTA(貿易のみ)の統合の深さの対比が定番の問われ方。

選択肢の確認

①「アメリカ・イギリス・フランス」
誤り。
アメリカ・イギリス・フランスは第二次世界大戦の主要連合国や国連安保理常任理事国としての組合せであり、北米の枠組みではない。

②「アメリカ・日本・韓国」
誤り。
アメリカ・日本・韓国は東アジアの安全保障協力で語られる組合せで、北米自由貿易協定とは無関係である。

③「アメリカ・ブラジル・アルゼンチン」
誤り。
ブラジルとアルゼンチンは1995年発足の南米南部共同市場(メルコスール)の中心国であり、北米ではない。

④「アメリカ・カナダ・メキシコ」
正しい。
NAFTAは1994年にアメリカ・カナダ・メキシコの3国間で発効した自由貿易協定で、2020年にはUSMCAへ改組された。

覚えるポイント

  • NAFTAは1994年発効、米・カナダ・メキシコ
  • 貿易・投資の自由化のみ(EUより浅い統合)
  • 2020年にUSMCAへ改組

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 文を分解して判定:組合せを一度に選ばず、人物と政策、地域と制度などを一組ずつ○×判定する。確実に誤る一組を含む選択肢から消す。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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