WT9-C09|歴史総合・世界史探究 対策問題
冷戦終結後の中国について述べた文として正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
高度経済成長を続け、2010年にはGDPで世界第2位となった
この問題のポイント
冷戦終結後の中国の経済成長を問う。改革開放からWTO加盟を経て2010年にGDP世界2位という到達点が核心。
解説
前提として、中国は1978年から鄧小平の改革開放政策で市場経済を導入し、経済特区への外資導入で成長軌道に乗っていた。
冷戦終結後もこの路線は続き、2001年のWTO加盟を経て輸出主導の高成長を実現、「世界の工場」と呼ばれるようになった。そして2010年、GDPで日本を抜いて世界第2位となった。
- 1997年:香港返還(一国二制度)
- 2008年:北京オリンピック開催
- 2013年〜:巨大経済圏構想「一帯一路」を推進
経済大国化とともに軍事・外交でも存在感を強め、米中対立が21世紀の国際関係の主軸となりつつある。経済成長と共産党の権威主義体制が並存している点は、民主化と経済発展の関係を考えさせる探究的な論点である。
ひっかけポイント
日本がGDP世界2位だった期間(1968〜2010年)の両端の年は、歴史総合と共通の基準年号。計画経済へ回帰したとする選択肢は改革開放の流れと真逆。
選択肢の確認
①「計画経済へ回帰して鎖国した」
❌ 誤り。
中国は1978年以来の改革開放を続けており、計画経済への回帰や鎖国は行っていない。
②「ソ連と再統合された」
❌ 誤り。
中国とソ連は1960年代に対立し、ソ連自体が1991年に解体しているため再統合はありえない。
③「経済は長期停滞を続けた」
❌ 誤り。
長期の経済停滞はむしろ1990年代以降の日本に当てはまる説明で、中国は高成長を続けた。
④「高度経済成長を続け、2010年にはGDPで世界第2位となった」
✅ 正しい。
改革開放を継続した中国はWTO加盟(2001年)を経て世界の工場となり、2010年には日本を抜いて国内総生産で世界第2位となった。
覚えるポイント
- 改革開放(1978年〜)→WTO加盟(2001年)
- 2010年に中国のGDPが世界2位(日本を抜く)
- 香港返還1997年、一帯一路2013年〜
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。