WT-E2-01|歴史総合・世界史探究 対策問題
1989年の冷戦終結に関連する出来事の組合せとして正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
ベルリンの壁崩壊とマルタ会談
この問題のポイント
1989年の冷戦終結に関わる出来事の組合せを問う問題。「ベルリンの壁崩壊」と「マルタ会談」が同じ1989年である知識で解ける。
解説
1985年にソ連の指導者となったゴルバチョフは、停滞した国内の立て直しのためペレストロイカ(改革)と情報公開(グラスノスチ)を進め、外交でも新思考外交を掲げて米ソ協調に転じた。
ソ連が東欧諸国への介入をやめると、1989年、ポーランドやハンガリーなど東欧諸国で民主化革命が連鎖的に起こった(東欧革命)。同年11月には東西分断の象徴だったベルリンの壁が開放・崩壊した。
そして同年12月、地中海のマルタ島でゴルバチョフとアメリカのブッシュ大統領が会談し、冷戦の終結を宣言した(マルタ会談)。「ヤルタからマルタへ」と呼ばれる転換である。
翌1990年に東西ドイツが統一され、1991年には保守派のクーデタ失敗を経てソ連が解体した。壁崩壊→ドイツ統一→ソ連解体という3年連続の流れを順序で押さえることが重要である。
ひっかけポイント
キューバ危機(1962年)や朝鮮戦争(1950年)は冷戦の激化期の出来事で時期が逆。ソ連解体(1991年)は冷戦終結宣言(1989年)の「後」であり、EU発足(1993年)との組合せは年代がずれる。
選択肢の確認
①「キューバ危機とベトナム戦争」
❌ 誤り。
キューバ危機は1962年、ベトナム戦争は1960〜70年代の出来事で、冷戦の激化期に当たる。
②「朝鮮戦争と東西ドイツ成立」
❌ 誤り。
朝鮮戦争の開始は1950年、東西ドイツの成立は1949年であり、いずれも冷戦の始まりの時期の出来事である。
③「ソ連解体とEU発足」
❌ 誤り。
ソ連解体は1991年、EUの発足は1993年で、いずれも1989年の冷戦終結より後である。
④「ベルリンの壁崩壊とマルタ会談」
✅ 正しい。
1989年11月にベルリンの壁が崩壊し、12月のマルタ会談で米ソ首脳が冷戦の終結を宣言した。いずれも同じ1989年の出来事である。
覚えるポイント
- 1989年11月ベルリンの壁崩壊、12月マルタ会談で冷戦終結
- 1990年東西ドイツ統一、1991年ソ連解体
- 背景はゴルバチョフのペレストロイカと新思考外交
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 文を分解して判定:組合せを一度に選ばず、人物と政策、地域と制度などを一組ずつ○×判定する。確実に誤る一組を含む選択肢から消す。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。