WT7-D04|歴史総合・世界史探究 対策問題
1948年のイスラエル建国に伴って起こった出来事として正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正解
第1次中東戦争が起こり、多数のパレスチナ難民が生まれた
この問題のポイント
イスラエル建国に伴う出来事を問う問題。第1次中東戦争の勃発と大量のパレスチナ難民の発生が答え。
解説
戦間期のパレスチナでは、イギリスの矛盾した約束(バルフォア宣言とフサイン・マクマホン協定)のもと、ユダヤ人移民とアラブ人の対立が深まっていた。
1947年、国連総会はパレスチナ分割決議を採択し、ユダヤ国家とアラブ国家への分割を決めた。これに基づき1948年、イスラエルが建国を宣言する。
分割を不当とするアラブ諸国は直ちに攻撃し、第1次中東戦争(パレスチナ戦争)となった。しかし戦争に勝利したイスラエルは決議案以上の領土を確保し、約70万人のパレスチナ人が故郷を追われて難民となった。アラブ側はこれをナクバ(大破局)と呼ぶ。
以後、中東戦争は4次にわたって繰り返され、難民問題は今日まで未解決のままである。
ひっかけポイント
アラブ諸国はイスラエルを「承認」ではなく攻撃した。バルフォア宣言(1917年)→分割決議(1947年)→建国と第1次中東戦争(1948年)の系譜の整序が最頻出。
選択肢の確認
①「国連の決議は存在しなかった」
❌ 誤り。
1947年に国連総会でパレスチナ分割決議が採択されており、これが建国宣言の前提となった。
②「第1次中東戦争が起こり、多数のパレスチナ難民が生まれた」
✅ 正しい。
1948年のイスラエル建国宣言に対しアラブ諸国が攻撃して第1次中東戦争となり、イスラエルは分割決議以上の領土を確保し、約70万人のパレスチナ人が難民となった。
③「アラブ諸国がイスラエルを直ちに承認した」
❌ 誤り。
アラブ諸国は建国を認めず戦争に踏み切っており、エジプトがイスラエルと平和条約を結ぶのは1979年である。
④「パレスチナ問題は完全に解決した」
❌ 誤り。
難民問題も領土問題も未解決のまま残り、以後4次にわたる中東戦争が続いた。
覚えるポイント
- 国連パレスチナ分割決議は1947年
- イスラエル建国と第1次中東戦争は1948年
- 約70万人のパレスチナ難民が発生(ナクバ)
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。