WT9-C08歴史総合・世界史探究 対策問題

世界史探究E 地球世界の課題(2) 経済のグローバル化と格差の是正

2008年の世界金融危機(リーマン・ショック)について述べた文として正しいものはどれか。

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正解: 1

正解

アメリカの住宅バブル崩壊に端を発し、世界同時不況を招いた

この問題のポイント

リーマン・ショックの構図を問う。アメリカの住宅バブル崩壊が世界同時不況へ波及した流れと、G20による協調が核心。

解説

前提として、2000年代のアメリカでは、低所得者向け住宅ローン(サブプライム・ローン)が証券化されて世界中の金融機関に販売され、住宅バブルが膨らんでいた。
住宅価格が下落に転じるとローンの焦げ付きが広がり、2008年9月、大手証券会社リーマン・ブラザーズが経営破綻。金融市場はパニックに陥り、危機は瞬時に世界へ連鎖して世界同時不況となった(世界金融危機)。
対応として、先進国に中国・インドなど新興国を加えたG20サミット(金融サミット)が開かれ、財政出動と金融緩和の国際協調が図られた。
1929年の世界恐慌と比較し、各国がブロック経済に走らず協調した点が違いとして問われる。G7からG20への拡大は、新興国の台頭という世界経済の構造変化も示している。

ひっかけポイント
アジア通貨危機(1997年・タイ発)との起点の混同が定番。1929年世界恐慌との比較(ブロック化か国際協調か)は世界史探究らしい対比問題。

選択肢の確認

①「アメリカの住宅バブル崩壊に端を発し、世界同時不況を招いた」
正しい。
低所得者向け住宅ローンを組み込んだ証券化商品の破綻から、2008年9月にリーマン・ブラザーズが倒産し、金融危機は世界へ連鎖して世界同時不況となった。対応のためG20サミットが始まった。

②「アジアの通貨暴落から始まった」
誤り。
アジアの通貨暴落から始まったのは1997年のアジア通貨危機であり、11年前の別の危機である。

③「石油価格の暴落だけが原因である」
誤り。
原因は住宅バブルの崩壊と証券化商品の破綻であり、石油価格の暴落だけによるものではない。

④「影響はアメリカ国内にとどまった」
誤り。
危機はヨーロッパや新興国にも波及して世界同時不況を招いており、アメリカ国内にとどまってはいない。

覚えるポイント

  • リーマン・ショックは2008年、サブプライム・ローンが発端
  • 世界同時不況へ波及
  • G20サミットで国際協調(1929年との対比)

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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