WT7-D13歴史総合・世界史探究 対策問題

世界史探究E 地球世界の課題(2) 経済のグローバル化と格差の是正

アジアNIES(新興工業経済地域)に含まれる国・地域の組合せとして正しいものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正解

韓国・台湾・香港・シンガポール

この問題のポイント

アジアNIESの構成を問う問題。韓国・台湾・香港・シンガポールの4つの国・地域の組合せで即答できる。

解説

アジアNIES(新興工業経済地域)とは、1960〜80年代に急速な工業化と高度成長を遂げた韓国・台湾・香港・シンガポールの4つの国・地域を指す。
成長の原動力は、安価で質の高い労働力を生かし、製品を先進国市場へ輸出する輸出指向型工業化だった。
東アジアの経済発展は、先頭の日本に続いてNIES、次にASEAN諸国、さらに改革開放後の中国へと、雁が列をなして飛ぶように波及した(雁行型経済発展)と説明される。
なおNIESの成長の多くは、韓国の朴正煕政権など開発独裁体制の下で始まった。経済成長が中間層を生み、その中間層がやがて民主化を求める、という政治との関係も論点になる。

ひっかけポイント
日本・中国・タイなどはNIESに含まれない。「日本→NIES→ASEAN→中国」という成長の波及順序はグラフ・統計問題の定番。

選択肢の確認

①「サウジアラビア・イラン・イラク・クウェート」
誤り。
サウジアラビアなどは石油輸出に依存する産油国であり、輸出向け工業化で成長したNIESとは性格が異なる。

②「韓国・台湾・香港・シンガポール」
正しい。
韓国・台湾・香港・シンガポールは1960年代から80年代に輸出指向型工業化によって高度成長を遂げ、アジアNIESと呼ばれた。

③「日本・中国・インド・タイ」
誤り。
日本はNIESに先行した先進国、中国とインドはのちに台頭した大国であり、いずれもNIESの構成には含まれない。

④「フィリピン・ベトナム・ラオス・カンボジア」
誤り。
フィリピン・ベトナム・ラオス・カンボジアは東南アジアの国々で、この時期にNIESと呼ばれた地域ではない。

覚えるポイント

  • アジアNIESは韓国・台湾・香港・シンガポール
  • 成長の型は輸出指向型工業化
  • 雁行型発展: 日本→NIES→ASEAN→中国

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 文を分解して判定:組合せを一度に選ばず、人物と政策、地域と制度などを一組ずつ○×判定する。確実に誤る一組を含む選択肢から消す。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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