WT7-D12歴史総合・世界史探究 対策問題

世界史探究E 地球世界の課題(2) 経済のグローバル化と格差の是正

1965年からインドネシアで権力を握り、開発独裁を進めた人物はだれか。

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正解: 3

正解

スハルト

この問題のポイント

インドネシアの開発独裁者を問う問題。九・三〇事件を機に実権を握ったスハルトが答え。スカルノとの区別がカギ。

解説

インドネシア建国の父スカルノは、非同盟外交を展開する一方、国内では共産党にも接近し、経済は混乱していた。
1965年、軍部左派によるクーデタ未遂事件(九・三〇事件)が起こると、スハルト将軍はこれを鎮圧し、共産党を壊滅させた(この過程で大量虐殺を伴ったとされる)。実権を失ったスカルノに代わり、スハルトは1968年に大統領へ就任した。
スハルトは以後30年余り、外資導入による経済成長と強権支配を組み合わせる開発独裁を続けた。
1997年からのアジア通貨危機で経済が崩壊すると民衆の抗議が爆発し、1998年に退陣した。開発独裁は韓国の朴正煕、フィリピンのマルコスらと並べて問われる枠組みである。

ひっかけポイント
スカルノ(建国の父・非同盟)とスハルト(開発独裁)の1字違いの取り違えが最大の引っかけ。マルコスはフィリピン、リー・クアンユーはシンガポールの指導者。

選択肢の確認

①「マルコス」
誤り。
マルコスも開発独裁を行った人物だが、インドネシアではなくフィリピンの大統領である。

②「リー・クアンユー」
誤り。
リー・クアンユーはシンガポールの建国期を主導した指導者であり、インドネシアの指導者ではない。

③「スハルト」
正しい。
1965年の九・三〇事件を機にスハルト将軍は共産党勢力を壊滅させて実権を握り、外資導入による経済成長と強権支配を組み合わせた開発独裁を30年余り続けた。

④「スカルノ」
誤り。
スカルノは独立を宣言した建国の父であり、1965年の事件を機に実権を失った側である。

覚えるポイント

  • 九・三〇事件は1965年、スハルトが実権掌握
  • スハルトは開発独裁を約30年継続
  • 1998年アジア通貨危機で退陣

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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