RS2-054|歴史総合・世界史探究 対策問題
1993年に日本で初めて世界遺産に登録された文化遺産の組合せとして正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
法隆寺地域の仏教建造物と姫路城
この問題のポイント
1993年の日本初の世界遺産(文化遺産)を問う。法隆寺と姫路城の組合せ、同時登録の自然遺産(屋久島・白神山地)まで覚えていれば確実。
解説
世界遺産は、1972年にユネスコで採択された世界遺産条約に基づき、人類共通の遺産として保護される文化財や自然のことである。日本は1992年にようやくこの条約を批准した。
翌1993年、文化遺産として法隆寺地域の仏教建造物(現存最古の木造建築群)と姫路城(白鷺城と呼ばれる城郭建築)、自然遺産として屋久島と白神山地が、日本で初めて世界遺産に登録された。
その後も登録は続き、原爆ドーム(1996年)は戦争の惨禍を伝える負の遺産として、富岡製糸場(2014年)は近代化を支えた産業遺産として登録された。共通テストでは、単なる登録年の暗記ではなく、「なぜそれを人類の遺産として残すのか」という意味づけとセットで問われるのが特徴である。
ひっかけポイント
原爆ドーム・厳島神社は1996年、富士山は2013年、富岡製糸場は2014年。「日本初=1993年=法隆寺・姫路城(+屋久島・白神山地)」の組合せの入れ替えに注意。
選択肢の確認
①「原爆ドームと厳島神社」
❌ 誤り。
原爆ドームと厳島神社はいずれも1996年登録で、日本初の1993年ではない。原爆ドームは戦争の記憶を伝える遺産として位置付けられる。
②「日光の社寺と首里城跡」
❌ 誤り。
日光の社寺は1999年、琉球王国のグスク及び関連遺産群は2000年登録である。首里城跡だけを1993年初登録とする組合せではない。
③「富士山と富岡製糸場」
❌ 誤り。
富士山は2013年、富岡製糸場と絹産業遺産群は2014年登録である。いずれも1993年より約20年後である。
④「法隆寺地域の仏教建造物と姫路城」
✅ 正しい。
1993年、日本初の世界文化遺産として法隆寺地域の仏教建造物と姫路城が登録された。同時に屋久島・白神山地が初の自然遺産となった。
覚えるポイント
- 日本初の世界遺産登録は1993年
- 文化遺産は法隆寺と姫路城、自然遺産は屋久島と白神山地
- 原爆ドームは1996年に負の遺産として登録
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 文を分解して判定:組合せを一度に選ばず、人物と政策、地域と制度などを一組ずつ○×判定する。確実に誤る一組を含む選択肢から消す。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。