WT4-E17|歴史総合・世界史探究 対策問題
1871年に世界初の労働者による自治政府として樹立され、短期間で鎮圧された政権はどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
パリ・コミューン
この問題のポイント
1871年の世界初の労働者自治政府を問う問題。普仏戦争敗北への反発から生まれたパリ・コミューンが答え。
解説
1870〜71年の普仏戦争でフランスはプロイセンに敗れ、屈辱的な講和条件を受け入れようとしていた。
これに反発したパリの民衆は1871年3月、蜂起してパリ・コミューンを樹立した。労働者を中心とする世界初の自治政府であり、民主的な改革を次々と打ち出した。
しかしヴェルサイユに逃れた臨時政府は軍を差し向け、コミューンは約2カ月で鎮圧された。最後の市街戦は「血の週間」と呼ばれ、多数の犠牲者を出した。
短命に終わったが、労働者が権力を握った最初の経験として、のちの社会主義運動に大きな影響を与えた。同じ1871年にはドイツ帝国が成立している。
ひっかけポイント
ジャコバン政権(1793年・フランス革命期)やソヴィエト政権(1917年・ロシア)との時代の混同に注意。1871年はドイツ帝国成立と同年である点が整序で狙われる。
選択肢の確認
①「人民戦線内閣」
❌ 誤り。
人民戦線内閣は1936年にフランスでブルムを首相として成立した反ファシズムの連合政権であり、時期が大きく異なる。
②「ソヴィエト政権」
❌ 誤り。
ソヴィエト政権は1917年のロシア十月革命でボリシェヴィキが樹立した政権であり、国も時期も違う。
③「ジャコバン政権」
❌ 誤り。
ジャコバン政権はフランス革命期の1793年から94年にかけての急進派の政権であり、労働者の自治政府ではない。
④「パリ・コミューン」
✅ 正しい。
正解。普仏戦争の敗北と屈辱的な講和に反発したパリの民衆が1871年に樹立した自治政府がパリ・コミューンであり、約2カ月で鎮圧された。
覚えるポイント
- パリ・コミューンは1871年、世界初の労働者自治政府
- 背景は普仏戦争の敗北と屈辱的講和への反発
- 約2カ月で鎮圧(血の週間)、ドイツ帝国成立と同年
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。