RS3-010歴史総合・世界史探究 対策問題

歴史総合B 近代化と私たち(3) 国民国家と明治維新

1871年に明治政府が断行した、藩を廃止して府県を置く改革はどれか。

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正解: 3

正解

廃藩置県

この問題のポイント

1871年に藩を廃止し府県を置いた改革=廃藩置県を問う。版籍奉還(1869年)との順序と内容の違いが最大のポイント。

解説

明治政府は発足当初、旧大名が藩を治める体制を残していた。1869年の版籍奉還で各藩の土地(版)と人民(籍)は形式上天皇に返上されたが、旧藩主はそのまま知藩事として藩政を続けており、中央集権は不徹底だった。
そこで政府は1871年、薩摩・長州・土佐の3藩から集めた御親兵の武力を背景に、廃藩置県を断行した。すべての藩を廃止して府県を置き、知藩事を罷免して東京に移住させ、代わりに中央政府が任命する府知事・県令を派遣したのである。
これにより、政府の命令が全国に直接届く中央集権国家の骨格が完成した。当初は3府302県で発足し、同年末には3府72県に整理された。「版籍奉還(1869年)→廃藩置県(1871年)」という順序と、それぞれの内容の違いが最頻出である。

ひっかけポイント
版籍奉還(1869年・旧藩主は知藩事として留任)との混同が最大の引っかけ。「奉還では藩が残り、置県で藩が消えた」と区別する。地租改正・秩禄処分は財政・身分の改革。

選択肢の確認

①「地租改正」
誤り。
地租改正は1873年以降、地価を基準に金納地租を課した税制改革である。地方行政区画を藩から府県へ変える改革ではない。

②「秩禄処分」
誤り。
秩禄処分は華族・士族への家禄を廃止し、1876年に金禄公債証書を交付した。廃藩置県後の旧武士処遇に関わる。

③「廃藩置県」
正しい。
廃藩置県は1871年に藩を廃止して府県を置き、旧藩主を東京へ移して中央任命の府知事・県令を派遣した。中央集権化を完成させる改革である。

④「版籍奉還」
誤り。
版籍奉還は1869年に藩主が土地・人民を天皇へ返し、旧藩主を知藩事とした。藩そのものは1871年まで残った。

覚えるポイント

  • 廃藩置県は1871年、藩を廃止し府県を設置
  • 版籍奉還(1869年)では旧藩主が知藩事として残った
  • 置県後は中央任命の府知事・県令を派遣、中央集権が完成

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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