RS3-011歴史総合・世界史探究 対策問題

歴史総合B 近代化と私たち(3) 国民国家と明治維新

地租改正(1873年〜)の内容として正しいものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正解

地価の3%を土地所有者が金納する

この問題のポイント

地租改正の内容を問う。「地価の3%を土地所有者が金納」という4要素(基準・税率・方法・納税者)の組合せを正確に覚えているかが勝負。

解説

明治政府の財源は当初、江戸時代以来の年貢に依存しており、収穫高や米価に左右されて不安定だった。そこで政府は1873年から地租改正を実施した。
改革のポイントは4つある。課税基準を収穫高から地価へ、税率は地価の3%、納め方は米などの物納から金納へ、納税者は耕作者から地券を交付された土地所有者へと改めた。
これにより政府は、豊作・凶作に左右されない安定した現金収入を確保した。しかし税負担は江戸時代とほぼ変わらない水準に設定されたため農民の不満は強く、1876年には伊勢暴動など地租改正反対一揆が続発した。政府は翌1877年、税率を**2.5%**に引き下げた。「地価・3%・金納・土地所有者」の4要素の入れ替えに最大限注意して覚えること。

ひっかけポイント
「収穫高の3%」「耕作者が物納」など、4要素のどれかを差し替えるのが定番の引っかけ。基準は地価、方法は金納、納税者は地券を持つ所有者、と一つずつ確認する。

選択肢の確認

①「収穫高の10%を土地所有者が金納する」
誤り。
地価の3%が当初税率で、収穫高の10%ではない。地価基準・金納・土地所有者の三点を組み合わせて判断する。

②「地価の3%を土地所有者が金納する」
正しい。
地租改正は地券に記された地価の3%を土地所有者へ課し、豊凶に左右されにくい金納税とした。反対一揆後に税率は2.5%へ引き下げられた。

③「収穫高の3%を耕作者が物納する」
誤り。
課税標準は毎年の収穫高ではなく地価で、納税者も原則として土地所有者だった。米などで物納する旧年貢制から転換した。

④「地価の3%を村が共同で物納する」
誤り。
村単位の共同物納ではなく、地券を持つ土地所有者が個別に金納した。村請制との違いが重要である。

覚えるポイント

  • 地租改正は1873年から、地価の3%を金納
  • 納税者は地券を持つ土地所有者
  • 一揆の続発で1877年に税率2.5%へ引き下げ

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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