WT4-E13|歴史総合・世界史探究 対策問題
19世紀後半の第2次産業革命の特徴として正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
石油と電力を新動力とし、重化学工業が発展した
この問題のポイント
第2次産業革命の特徴を問う問題。石油・電力・重化学工業・米独の台頭、というキーワードの組合せで解ける。
解説
18世紀後半にイギリスで始まった第1次産業革命は、石炭と蒸気機関を動力とし、綿工業が中心だった。
これに対し19世紀後半の第2次産業革命は、石油と電力を新しい動力源とし、鉄鋼・化学・電機などの重化学工業が主役となった。
重化学工業は巨額の設備投資を必要とするため、銀行と結び付いた企業の集中が進み、カルテルやトラストといった独占が形成された。
この新しい工業化で台頭したのがアメリカとドイツであり、先行するイギリスを追い上げた。独占資本の形成は、列強が植民地獲得を競う帝国主義の経済的基盤となっていく。
ひっかけポイント
第1次(石炭・蒸気・綿工業・イギリス)と第2次(石油・電力・重化学・米独)の要素の入れ替えが定番。「蒸気機関の初実用化」は第1次の内容である。
選択肢の確認
①「綿工業のみが発展した」
❌ 誤り。
綿工業を中心としたのは18世紀後半に始まる第1次産業革命であり、第2次では重化学工業が主役となった。
②「蒸気機関が初めて実用化された」
❌ 誤り。
蒸気機関の実用化はワットの改良を経た18世紀のことであり、第1次産業革命の技術である。
③「イギリスだけで進行した」
❌ 誤り。
第2次産業革命ではむしろアメリカとドイツが先頭に立ち、先発のイギリスを追い上げた。
④「石油と電力を新動力とし、重化学工業が発展した」
✅ 正しい。
正解。19世紀後半の第2次産業革命では石油と電力が新しい動力源となり、鉄鋼・化学・電機など重化学工業が発展した。
覚えるポイント
- 第2次産業革命は石油・電力が動力、重化学工業が中心
- 台頭したのはアメリカとドイツ
- 独占資本の形成が帝国主義の経済的基盤に
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。