WT4-E12|歴史総合・世界史探究 対策問題
1869年に開通し、ヨーロッパとアジアの航路を大幅に短縮した運河はどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
スエズ運河
この問題のポイント
1869年開通のスエズ運河を問う問題。レセップスの建設と、1875年のイギリスによる株買収までを一続きで押さえる。
解説
ヨーロッパからアジアへの航路は、長らくアフリカ南端の喜望峰を回る長大なものだった。
フランス人レセップスは地中海と紅海を結ぶスエズ運河を建設し、1869年に開通させた。これによりヨーロッパ・アジア間の航路は大幅に短縮され、世界の海運と貿易の構造が変わった。
運河建設の負担などで財政難に陥ったエジプトが運河会社株を手放すと、1875年、イギリスのディズレーリ首相がこれを買収した。インドへの道を確保するためである。
イギリスはさらに1882年、エジプトを軍事占領して事実上の保護国とした。運河はイギリス帝国の生命線となっていく。
ひっかけポイント
スエズ運河(1869年・レセップス・地中海と紅海)とパナマ運河(1914年・アメリカ)の入れ替えが定番。開通→株買収→占領の年代順も整序で狙われる。
選択肢の確認
①「スエズ運河」
✅ 正しい。
正解。レセップスが建設したスエズ運河は1869年に開通し、喜望峰回りに比べてヨーロッパとアジアの航路を大幅に短縮した。
②「パナマ運河」
❌ 誤り。
パナマ運河はアメリカが建設して1914年に開通した運河で、太平洋と大西洋を結ぶ。時期も位置も異なる。
③「キール運河」
❌ 誤り。
キール運河は北海とバルト海を結ぶドイツの運河であり、アジア航路とは関係がない。
④「コリント運河」
❌ 誤り。
コリント運河はギリシアの地峡を開いた小規模な運河であり、1893年の開通である。
覚えるポイント
- スエズ運河は1869年開通、建設はレセップス
- 1875年イギリス(ディズレーリ)が運河会社株を買収
- 1882年イギリスがエジプトを事実上保護国化
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。