RS-D4-05|歴史総合・世界史探究 対策問題
1990年代後半以降の情報通信技術の普及が社会に与えた変化として最も適切なものはどれか。
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正解: 1
正解
インターネットや携帯電話の普及で情報の発信・入手が容易になる一方、情報格差や真偽の見極めが新たな課題となった
この問題のポイント
1990年代後半以降の情報化の影響を問う問題。情報の発信・入手が容易になる一方、情報格差や真偽の見極めが新たな課題になった、という両面の理解で解ける。
解説
1990年代後半、インターネットと携帯電話が急速に普及し、社会の情報環境は一変した。2000年代にはブログや交流サイト、2010年代にはスマートフォンが加わり、誰もが世界に向けて発信できる時代となった。
恩恵は大きい。情報の入手は瞬時になり、個人が世論形成に参加し、商取引や行政サービスも変わった。
同時に新しい課題も生まれた。
- 情報格差(デジタルデバイド):機器や技術を使える人と使えない人の格差
- 誤情報・偽情報の拡散:真偽不明の情報が瞬時に広がる
- 個人情報の流出、ネット上の誹謗中傷
「その情報は誰が・何のために発信したのか」を吟味する姿勢は、歴史総合で学ぶ資料批判の方法そのものである。過去の資料を疑って読む訓練が、現代の情報社会を生きる力に直結する、という構成で出題される。
ひっかけポイント
「メディアがすべて消滅」「情報はすべて正確」のような極端な選択肢は即座に消せる。便利さと課題の両面を含む選択肢が正解、という資料問題共通の型である。
選択肢の確認
①「インターネットや携帯電話の普及で情報の発信・入手が容易になる一方、情報格差や真偽の見極めが新たな課題となった」
✅ 正しい。
インターネットと携帯電話は個人の情報入手・発信を容易にした一方、利用環境の格差や誤情報の拡散を生んだ。発信者・根拠・他資料を確かめる情報リテラシーが必要になった。
②「情報化により、新聞やテレビなどのメディアは20世紀のうちにすべて消滅した」
❌ 誤り。
新聞・テレビはインターネット普及後も存続し、ウェブ配信などと併存・融合している。「20世紀中にすべて消滅」という極端な断定が誤りである。
③「インターネットの情報はすべて正確なので、確認の必要がなくなった」
❌ 誤り。
インターネットには誤情報、広告、意図的な偽情報も含まれるため、複数資料との照合が必要である。情報量やアクセスの容易さは正確さを保証しない。
④「情報化は都市部だけの現象で、社会全体には影響しなかった」
❌ 誤り。
情報通信技術は行政、産業、教育、日常生活へ全国的に影響した。ただし地域・年齢・所得によるデジタルデバイドがあり、それは「都市だけで社会全体に無影響」という意味ではない。
覚えるポイント
- 1990年代後半からインターネット・携帯電話が普及
- 情報格差(デジタルデバイド)と誤情報が新課題
- 資料批判の姿勢が情報社会のリテラシーに直結
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。