RS3-032|歴史総合・世界史探究 対策問題
1929年の世界恐慌への対応としてアメリカのフランクリン=ローズヴェルト大統領が行った政策はどれか。
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正解: 3
正解
ニューディール政策
この問題のポイント
世界恐慌への各国の対応を問う問題。アメリカ=ニューディール政策という対応関係で即答できる。
解説
1929年10月、ニューヨーク株式市場(ウォール街)の株価大暴落から世界恐慌が始まった。アメリカでは銀行や企業の倒産が相次ぎ、失業率は約25パーセントに達した。
1933年に大統領に就任したフランクリン=ローズヴェルトは、従来の自由放任主義を転換し、政府が経済に積極的に介入する一連の政策を実施した。これがニューディール政策である。
主な内容は次の通り。
- テネシー川流域開発公社などの公共事業で雇用を創出
- 農業調整法・全国産業復興法で生産を統制
- ワグナー法で労働者の団結権を保護
各国の恐慌対応の対比が最重要である。
- アメリカ…ニューディール
- イギリス・フランス…植民地と結ぶブロック経済
- ソ連…五カ年計画の計画経済で恐慌の影響をほぼ受けず
- 日本・ドイツ・イタリア…植民地が少なく、対外侵略・ファシズムへ
この対比は共通テストの表・正誤問題で繰り返し出題される。
ひっかけポイント
ブロック経済(英仏)や五カ年計画(ソ連)との国と政策の組合せ入れ替えが定番。金解禁は同時期の日本(浜口内閣)の政策で、恐慌を悪化させた点で正反対。
選択肢の確認
①「五カ年計画」
❌ 誤り。
五カ年計画はスターリン期のソ連が1928年から進めた社会主義計画経済である。アメリカの恐慌対策ではない。
②「金解禁」
❌ 誤り。
金解禁は日本の浜口雄幸内閣が1930年に実施した政策で、昭和恐慌を深刻化させた。アメリカのニューディールとは異なる。
③「ニューディール政策」
✅ 正しい。
フランクリン・ローズヴェルトはニューディール政策で銀行救済、公共事業、農業調整、社会保障など政府介入を拡大し、恐慌克服を図った。
④「ブロック経済」
❌ 誤り。
ブロック経済はイギリスのスターリング・ブロックなど、植民地圏を囲い込む政策を指す。ローズヴェルトの国内政策名ではない。
覚えるポイント
- 世界恐慌は1929年、ウォール街の株価大暴落から
- ニューディールはフランクリン=ローズヴェルト(1933年〜)
- 英仏=ブロック経済、ソ連=五カ年計画、日独伊=対外進出
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 文を分解して判定:組合せを一度に選ばず、人物と政策、地域と制度などを一組ずつ○×判定する。確実に誤る一組を含む選択肢から消す。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。