RS-C3-02歴史総合・世界史探究 対策問題

歴史総合C 国際秩序の変化や大衆化と私たち(3) 経済危機と第二次世界大戦

世界恐慌(1929年〜)への各国の対応の組合せとして最も適切なものはどれか。

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正解: 2

正解

アメリカ=ニューディール政策/イギリス・フランス=ブロック経済/日本=高橋財政による景気回復

この問題のポイント

世界恐慌への各国の対応の組合せを問う問題。米=ニューディール、英仏=ブロック経済、日=高橋財政という対応表を正確に覚えているかで決まる。

解説

1929年10月、ニューヨーク株式市場の大暴落から世界恐慌が始まり、資本主義世界全体を巻き込んだ。各国の対応は分かれる。

  • アメリカ:ローズヴェルト大統領のニューディール政策。農業調整法・全国産業復興法・テネシー川流域開発公社など、政府が経済に介入して需要を作り出した
  • イギリス・フランス:本国と植民地を特恵関税で結び、他国を締め出すブロック経済(英はオタワ会議、1932年)
  • 日本:高橋財政(金輸出再禁止・円安・財政支出)で早期回復
  • ソ連:計画経済(五カ年計画)のため恐慌の影響はほぼ受けず
    問題は、広大な植民地や市場を持たないドイツ・イタリア・日本(持たざる国)である。ブロック経済で締め出された不満が、軍事力による勢力圏拡大へ向かい、第二次世界大戦の遠因となった。

ひっかけポイント
国と政策の組合せの入れ替え(ソ連=ニューディールなど)が定番のひっかけ。「各国が協調して対処」は逆で、ブロック化による国際協調の崩壊こそが核心である。

選択肢の確認

①「すべての国が国際協調を強めて共同で恐慌に対処した」
誤り。
恐慌への対応では関税引上げやブロック経済が広がり、国際経済は分断された。全ての国が共同して国際協調を強めたという説明とは反対である。

②「アメリカ=ニューディール政策/イギリス・フランス=ブロック経済/日本=高橋財政による景気回復」
正しい。
アメリカはローズヴェルトのニューディール、英仏は植民地圏を囲うブロック経済、日本は金輸出再禁止と高橋財政で対応した。各国の政策対応がすべて一致する。

③「アメリカ=ブロック経済/イギリス=ニューディール政策/日本=金解禁の継続」
誤り。
ニューディールはアメリカ、ブロック経済の代表は英仏であり、対応が入れ替わっている。日本も1931年に金輸出を再禁止しており、金解禁を継続していない。

④「アメリカ=五カ年計画/ソ連=ニューディール政策/日本=自由貿易の拡大」
誤り。
五カ年計画を進めたのはソ連で、アメリカはニューディールを採用した。日本は高橋財政による円安・積極財政へ転じ、単純な自由貿易拡大で対処したのではない。

覚えるポイント

  • 米=ニューディール(ローズヴェルト)
  • 英仏=ブロック経済(オタワ会議1932年)
  • 持たざる国の不満が第二次世界大戦の遠因

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 文を分解して判定:組合せを一度に選ばず、人物と政策、地域と制度などを一組ずつ○×判定する。確実に誤る一組を含む選択肢から消す。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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