WT4-A03歴史総合・世界史探究 対策問題

世界史探究D 諸地域の結合・変容(3) 帝国主義とナショナリズムの高揚

1857年に起こったインド大反乱について述べた文として正しいものはどれか。

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正解: 1

正解

東インド会社のインド人傭兵の蜂起から始まり、鎮圧後インドはイギリス政府の直接統治となった

この問題のポイント

インド大反乱の経過と結果を問う問題。「シパーヒーの蜂起→鎮圧→ムガル帝国廃止・東インド会社解散→イギリス直接統治」の流れがポイント。

解説

19世紀半ばまでに、イギリス東インド会社はインドのほぼ全域を支配下に置いていた。その軍事力を支えたのが、インド人傭兵シパーヒーである。

1857年、新式銃の薬包に牛と豚の脂が塗られているという噂が広まった。牛はヒンドゥー教徒に神聖、豚はムスリムに不浄であり、両教徒の兵士の宗教感情を深く傷つけた。これをきっかけにシパーヒーが蜂起し、反乱は農民や旧支配層も巻き込んで北インド全域に拡大した(インド大反乱)。反乱軍はデリーで名目だけの存在となっていたムガル皇帝を擁立した。

イギリスは約2年かけて反乱を鎮圧し、1858年にムガル皇帝を廃位してムガル帝国は滅亡、責任を問われた東インド会社も解散された。以後インドはイギリス本国政府の直接統治下に入り、1877年にはヴィクトリア女王を皇帝とするインド帝国が成立した。

  • 整理: 大反乱(1857年)→会社解散・直接統治(1858年)→インド帝国成立(1877年)

ひっかけポイント
「1857年大反乱・1858年直接統治・1877年インド帝国」の3つの年代の並べ替えが頻出。反乱は失敗であり、ムガル皇帝は擁立されたが最終的に廃位された点を取り違えない。

選択肢の確認

①「東インド会社のインド人傭兵の蜂起から始まり、鎮圧後インドはイギリス政府の直接統治となった」
正しい。
1857年、東インド会社の傭兵シパーヒーの蜂起から始まった反乱は北インドに広がり、鎮圧後に会社は解散、インドはイギリス本国政府の直接統治となった。

②「反乱は成功し、インドは独立を達成した」
誤り。
反乱は鎮圧されており、インドの独立が実現するのは1947年である。

③「反乱の中心はイギリス人入植者だった」
誤り。
蜂起の中心は東インド会社のインド人傭兵シパーヒーであり、イギリス人入植者は鎮圧する側である。

④「反乱後、ムガル皇帝の権力が強化された」
誤り。
反乱後にムガル皇帝は退位させられて帝国は滅亡しており、権力の強化とは正反対である。

覚えるポイント

  • インド大反乱は1857年、シパーヒー(傭兵)の蜂起から拡大
  • 1858年ムガル帝国滅亡・東インド会社解散→英政府の直接統治
  • 1877年ヴィクトリア女王を皇帝にインド帝国成立

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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