WT7-C21|歴史総合・世界史探究 対策問題
冷戦期の核軍備管理・軍縮の取り決めとして正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
核拡散防止条約(NPT)が1968年に調印された
この問題のポイント
冷戦期の核軍備管理を問う問題。1968年調印の核拡散防止条約(NPT)が答え。条約の系譜の整序がポイント。
解説
キューバ危機で核戦争の淵をのぞいた米ソは、核をめぐる一定のルールづくりに動き出した。
主な条約を年代順に並べる。
- 部分的核実験禁止条約(PTBT)(1963年): 大気圏内・宇宙・水中の核実験を禁止
- 核拡散防止条約(NPT)(1968年): 核兵器の保有を米ソ英仏中の5カ国に限定し、それ以外への拡散を防止
- 戦略兵器制限交渉(SALT)(1970年代): 米ソの戦略核の数量を制限
- INF全廃条約(1987年): 中距離核戦力という特定カテゴリーを史上初めて全廃
NPTには「5大国のみ保有を認める不平等条約」との批判があり、インド・パキスタン・イスラエルは未加盟のまま核を保有した。この現代的課題まで問われる。
ひっかけポイント
PTBT(1963年)とNPT(1968年)の内容と年の入れ替えが定番。核兵器が廃棄された事実はなく、「すべて廃棄」「実験なし」の選択肢は明らかな誤り。
選択肢の確認
①「核兵器は1950年代にすべて廃棄された」
❌ 誤り。
1950年代は米ソが水爆実験を重ねて核軍拡が加速した時期であり、核兵器の全廃は行われていない。
②「軍備管理の条約は一切結ばれなかった」
❌ 誤り。
部分的核実験禁止条約(1963年)や戦略兵器制限交渉など、軍備管理の取り決めは複数結ばれている。
③「核実験は一度も行われなかった」
❌ 誤り。
ビキニ環礁の水爆実験(1954年)をはじめ、米ソ英仏中はいずれも多数の核実験を行った。
④「核拡散防止条約(NPT)が1968年に調印された」
✅ 正しい。
キューバ危機の教訓から米ソ主導の軍備管理が進み、1968年には核保有を米ソ英仏中の5カ国に限る核拡散防止条約(NPT)が調印された。
覚えるポイント
- NPT調印は1968年、核保有を5カ国に限定
- PTBT(1963年)→NPT→SALT→INF全廃(1987年)
- インドなど未加盟国の核保有が現代的課題
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。