WT7-C22|歴史総合・世界史探究 対策問題
冷戦期のアメリカ社会で1950年代前半に起こった「赤狩り」を何と呼ぶか。
解答・解説を見る
正解: 3
正解
マッカーシズム
この問題のポイント
1950年代アメリカの赤狩りを問う問題。マッカーシー上院議員の名に由来するマッカーシズムが答え。
解説
1949年、中国の共産化とソ連の原爆実験成功が相次ぎ、アメリカ社会は共産主義への恐怖に包まれた。
この空気の中で、マッカーシー上院議員は「国務省に共産主義者がいる」と扇動し、根拠の乏しい告発による共産主義者摘発の嵐が吹き荒れた。これがマッカーシズム(赤狩り)である。
公務員・映画人・学者らが職を追われ、喜劇王チャップリンが事実上国外追放されたことは象徴的な事件だった。
冷戦という対外的な緊張が、国内の言論・思想の自由を圧迫した典型例として問われる。日本でも同時期にレッドパージ(1950年)が行われており、歴史総合の接続点となる。
ひっかけポイント
モンロー主義(19世紀の外交原則)、ジム・クロウ(南部の人種差別法体制)、カウンターカルチャー(1960年代の対抗文化)と、まったく別概念の名称が並ぶ点に注意。
選択肢の確認
①「ジム・クロウ」
❌ 誤り。
ジム・クロウはアメリカ南部の人種隔離を定めた法や慣行の呼び名で、赤狩りとは別の問題である。
②「カウンターカルチャー」
❌ 誤り。
カウンターカルチャーは1960年代の若者による既成価値への反抗文化を指し、時期も内容も異なる。
③「マッカーシズム」
✅ 正しい。
中国の共産化やソ連の核実験成功を背景に、マッカーシー上院議員の扇動による共産主義者摘発の嵐が1950年代前半のアメリカを覆い、これをマッカーシズムと呼ぶ。
④「モンロー主義」
❌ 誤り。
モンロー主義は1823年のモンロー教書に由来する米欧相互不干渉の外交原則であり、国内の思想弾圧を指す語ではない。
覚えるポイント
- マッカーシズム=赤狩りは1950年代前半
- 背景は中国共産化とソ連の核実験成功
- チャップリン追放、日本のレッドパージと同時代
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。