WT7-C25|歴史総合・世界史探究 対策問題
冷戦の「代理戦争」の説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
米ソが直接戦わず、第三世界の紛争を双方が支援する形で対立した
この問題のポイント
代理戦争の定義を問う問題。米ソが直接戦わず、第三世界の紛争を双方が支援する形で対立した、という説明で解ける。
解説
冷戦期、米ソは互いに核兵器を向け合う「恐怖の均衡」のもとにあり、直接の全面戦争は共倒れを意味した。
そのため両超大国の対立は、第三世界の紛争に武器・資金・軍事顧問を注ぎ込み、現地勢力を代わりに戦わせる形をとった。これを代理戦争と呼ぶ。
朝鮮戦争、ベトナム戦争、中東戦争、アンゴラ内戦、アフガニスタン紛争などがその例である。
ヨーロッパでは「冷たい」戦争だったが、第三世界では実際に「熱い」戦争が繰り返され、地雷・難民・独裁政権という深い傷を残した。「冷戦=戦争のなかった時代」という見方を相対化する視点が、世界史探究の核心として問われる。
ひっかけポイント
米ソの「直接全面戦争」は起きていない、という定義の裏返しに注意。代理戦争の傷が現代の紛争・貧困の起源として問われるのが探究型の出題である。
選択肢の確認
①「米ソ両軍が直接全面戦争を行った」
❌ 誤り。
米ソ両軍が全面戦争に至らなかったことこそ、代理戦争という語が使われる前提である。
②「国連軍同士が戦った戦争である」
❌ 誤り。
朝鮮戦争で国連軍が編成された例はあるが、国連軍同士が戦った事実はなく、代理戦争の定義でもない。
③「経済援助の競争だけを指す言葉である」
❌ 誤り。
経済援助競争も冷戦の一側面だが、代理戦争は現地の武力紛争に双方が軍事支援を注いだ状況を指す語である。
④「米ソが直接戦わず、第三世界の紛争を双方が支援する形で対立した」
✅ 正しい。
核による恐怖の均衡の下で米ソの直接戦争は回避され、朝鮮・ベトナム・中東・アフガニスタンなど第三世界の紛争に双方が武器と資金を注ぎ込む形で対立が現れた。
覚えるポイント
- 代理戦争=米ソが第三世界の紛争を双方支援
- 例は朝鮮・ベトナム・中東・アフガニスタン
- 欧州では冷たく、第三世界では熱い戦争
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。