WT7-W14|歴史総合・世界史探究 対策問題
第二次世界大戦がもたらした人的被害について述べた文として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正解
軍人だけでなく民間人の犠牲が膨大となり、総死者は5000万人以上と推計される
この問題のポイント
第二次世界大戦の人的被害を問う問題。総死者5000万人以上、民間人の犠牲が軍人を上回った点がポイント。
解説
第二次世界大戦の死者は5000万人以上、一説には8000万人を超えると推計され、人類史上最悪の戦争となった。
最大の特徴は、民間人の犠牲が軍人を上回ったことである。ホロコースト、ドレスデンや東京大空襲などの都市への戦略爆撃、広島・長崎への原爆投下、占領地での飢餓や虐殺が、その主な要因である。
国別ではソ連が約2700万人と突出し、中国の犠牲も甚大だった。国別犠牲者数のグラフは資料問題の定番である。
戦場と銃後の区別が消えた総力戦の帰結として、第一次世界大戦との比較で問われる。この惨禍への反省が、国際連合や世界人権宣言など戦後の平和・人権の枠組みを生んだ。
ひっかけポイント
「犠牲は軍人に限られた」「第一次世界大戦より少ない」は逆。ソ連・中国の犠牲の突出は、独ソ戦・日中戦争の長期化と結び付けて問われる。
選択肢の確認
①「空襲による都市の被害はなかった」
❌ 誤り。
ドレスデンや東京大空襲など、都市への無差別爆撃が各地で行われた。
②「軍人だけでなく民間人の犠牲が膨大となり、総死者は5000万人以上と推計される」
✅ 正しい。
ホロコースト、都市への戦略爆撃、原爆、飢餓などにより民間人の犠牲が軍人を上回り、総死者は5000万人以上と推計されている。
③「犠牲者は軍人に限られた」
❌ 誤り。
空襲や虐殺による民間人の犠牲が膨大であり、軍人に限られてはいない。
④「第一次世界大戦より犠牲者は少なかった」
❌ 誤り。
第一次世界大戦の死者はおよそ1000万人規模とされ、第二次世界大戦の犠牲ははるかに大きい。
覚えるポイント
- 総死者は5000万人以上と推計
- 民間人の犠牲が軍人を上回った史上初の大戦争
- 国別ではソ連約2700万人と中国が突出
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。