WT7-W25|歴史総合・世界史探究 対策問題
第二次世界大戦の性格について述べた文として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
ファシズム諸国と反ファシズム連合の戦いという性格と、植民地の独立を促す契機という両面を持った
この問題のポイント
第二次世界大戦の歴史的性格を問う問題。反ファシズム連合の戦いと、脱植民地化を促した契機という両面で解ける。
解説
第二次世界大戦は、単なる国家間の戦争ではなく、複数の性格を併せ持っていた。
第一に、体制の異なる米英とソ連が手を結んだ反ファシズム連合と、日独伊枢軸国との戦いという性格である。自由主義と共産主義の同盟は、ファシズムという共通の敵があってこそ成立した。
第二に、脱植民地化の契機という性格である。ヨーロッパ宗主国は戦争で決定的に消耗し、日本の東南アジア占領は欧米支配の連続性を断ち切った。戦後、アジア・アフリカの独立は不可逆の潮流となった。
大戦の終結は、冷戦と脱植民地化という戦後世界の二大潮流の出発点である。ヨーロッパの没落、米ソの超大国化、国際連合の成立とあわせ、「1945年の画期性」を説明できるようにしておこう。
ひっかけポイント
「宗教対立の戦争」「ヨーロッパ限定」「戦後に影響なし」はいずれも明白な誤り。「大戦→脱植民地化の加速」という大きな因果が戦後史の見取り図として最頻出。
選択肢の確認
①「純粋に宗教対立から起こった戦争である」
❌ 誤り。
枢軸国と連合国の対立は体制と勢力をめぐるものであり、宗教対立から起こった戦争ではない。
②「ヨーロッパだけで戦われた戦争である」
❌ 誤り。
ヨーロッパのほかアジア・太平洋・北アフリカにも戦線が広がった、文字どおりの世界戦争である。
③「戦後の国際秩序に影響を残さなかった」
❌ 誤り。
国際連合の成立、米ソ超大国の登場、脱植民地化など、戦後の国際秩序の骨格はこの大戦から生まれた。
④「ファシズム諸国と反ファシズム連合の戦いという性格と、植民地の独立を促す契機という両面を持った」
✅ 正しい。
大戦は体制の異なる米英ソが結んだ反ファシズム連合の戦いであると同時に、ヨーロッパ宗主国の消耗と日本の東南アジア占領がアジア・アフリカの独立を促す契機ともなった。
覚えるポイント
- 大戦は反ファシズム連合対枢軸国の戦い
- 宗主国の消耗と日本占領が脱植民地化を促進
- 1945年は冷戦と脱植民地化の出発点
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。