WT7-W24歴史総合・世界史探究 対策問題

世界史探究D 諸地域の結合・変容(4) 第二次世界大戦と諸地域の変容

大戦中の中国戦線について述べた文として最も適切なものはどれか。

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正解: 1

正解

国民政府は重慶に遷都して抗戦を続け、連合国の一員として戦った

この問題のポイント

大戦中の中国戦線を問う問題。重慶に遷都して抗戦を続けた国民政府が、連合国の一員となった点がポイント。

解説

日中戦争で首都南京を落とされた蔣介石の国民政府は、内陸の重慶へ遷都し、徹底抗戦を続けた。日本軍による重慶爆撃は、都市無差別爆撃の先例として資料問題でも扱われる。
国民政府は米英の援蔣ルートを通じた支援を受け、太平洋戦争が始まると、中国戦線は連合国の対日戦の一翼と位置づけられた。蔣介石は1943年のカイロ会談に米英首脳と並んで参加している。
広大な中国戦線は日本軍の大兵力を釘付けにし続け、連合国の勝利に貢献した。
この貢献により、中国は戦後、国際連合安全保障理事会の常任理事国という大国の地位を得た。国連の構成を理解する前提として頻出である。

ひっかけポイント
中国は降伏しておらず、国共は不完全ながら合作して対日戦を続けた。重慶(戦時首都)と南京(陥落した首都)の区別、カイロ会談参加と常任理事国入りへの接続が問われる。

選択肢の確認

①「国民政府は重慶に遷都して抗戦を続け、連合国の一員として戦った」
正しい。
南京陥落後も蔣介石の国民政府は重慶に遷都して抗戦を続け、太平洋戦争開始後は連合国の一員として戦い、戦後は国連安保理常任理事国の地位を得た。

②「中国は1938年に日本へ降伏した」
誤り。
国民政府は重慶で抗戦を続けており降伏していない。1938年は日本が長期戦に引きずり込まれていった年である。

③「国共の内戦が激化し、対日戦は行われなかった」
誤り。
第2次国共合作による抗日民族統一戦線が組まれ、対日戦は最後まで続けられた。

④「中国はソ連とだけ同盟を結んで孤立していた」
誤り。
中国は米英から援蔣ルートを通じた支援を受け、カイロ会談にも参加した連合国の一員であり、孤立してはいない。

覚えるポイント

  • 国民政府は重慶に遷都して抗戦継続
  • 蔣介石はカイロ会談(1943年)に参加
  • 戦後は国連安保理常任理事国に

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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