WT7-W17歴史総合・世界史探究 対策問題

世界史探究D 諸地域の結合・変容(4) 第二次世界大戦と諸地域の変容

大戦中の女性や銃後の社会について述べた文として最も適切なものはどれか。

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正解: 3

正解

各国で女性が軍需生産や補助任務に動員され、戦後の社会進出の前提となった

この問題のポイント

大戦中の女性動員を問う問題。軍需生産などへの動員が戦後の女性の社会進出・参政権の前提になった、という因果で解ける。

解説

第二次世界大戦は、第一次世界大戦を上回る総力戦となり、男性が前線へ出た穴を埋めて、各国で女性が生産の主力となった。
アメリカでは、軍需工場で働く女性を描いたポスター「ロージー・ザ・リベッター」が象徴となった。図版問題の定番資料である。ソ連では女性が兵士としても従軍し、イギリスでも女性が補助任務や工場労働を担った。
この経験と貢献は、女性の能力と社会的役割を証明し、戦後の権利拡大の前提となった。フランス・イタリア・日本で女性参政権が実現するのは、いずれも第二次世界大戦の直後である。
第一次世界大戦後に英独米、第二次世界大戦後に仏伊日、という参政権実現の2段階の対応で整理しよう。

ひっかけポイント
「家庭にとどまることが義務化」「銃後は無関係」は実態と逆で、配給制も各国で行われた。第一次世界大戦(英独米)と第二次世界大戦(仏伊日)の参政権実現の対応が最頻出。

選択肢の確認

①「銃後の生活は戦争の影響を受けなかった」
誤り。
空襲・配給・勤労動員など、銃後の生活も戦争に深く巻き込まれた。

②「配給制はどの国でも実施されなかった」
誤り。
イギリス・ドイツ・日本など交戦各国で、食料や生活物資の配給制が実施された。

③「各国で女性が軍需生産や補助任務に動員され、戦後の社会進出の前提となった」
正しい。
総力戦のもとで各国の女性が軍需生産や輸送・看護・軍の補助任務に動員され、その経験が戦後のフランス・イタリア・日本などでの女性参政権実現の前提となった。

④「女性は家庭にとどまることが各国で法的に義務づけられた」
誤り。
実際には女性が工場や職場へ大量に動員されており、家庭にとどまることを義務づけた法はない。

覚えるポイント

  • 総力戦で女性が軍需生産・補助任務に動員
  • ロージー・ザ・リベッターは米の象徴的ポスター
  • 戦後に仏・伊・日で女性参政権が実現

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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