WT7-W18|歴史総合・世界史探究 対策問題
戦時中の連合国の対ソ支援について述べた文として正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正解
アメリカは武器貸与法に基づき、ソ連にも大量の物資を供与した
この問題のポイント
連合国の対ソ支援を問う問題。武器貸与法に基づくアメリカの大量物資供与が答え。米ソが大戦中は同盟者だった点が核心。
解説
アメリカは1941年3月、参戦前でありながら武器貸与法(レンドリース法)を制定し、イギリスへの武器・物資の供与を始めた。事実上の中立の放棄である。
1941年6月に独ソ戦が始まると、供与の対象はソ連にも拡大された。トラック、航空機、食料、原材料など、供与された物資は膨大な量にのぼり、ソ連の戦争遂行を実質的に支えた。
共産主義国ソ連への支援は、イデオロギーの対立を越えた反ファシズム連合の実利的な結束を示している。
「米ソは大戦中は同盟者だった」という事実は、戦後の冷戦を「同盟から対立へ」の転換として理解する出発点であり、その意味で必ず押さえておきたい。
ひっかけポイント
「支援を拒否」「一方向はソ連から米へ」は逆。参戦前から支援が始まっていた(中立の放棄)点と、戦中の米ソ協力が戦後に対立へ転じる構図が問われどころ。
選択肢の確認
①「支援は食料のみに限定された」
❌ 誤り。
供与された物資は食料にとどまらず、航空機・トラックなどの軍需物資が中心だった。
②「アメリカは武器貸与法に基づき、ソ連にも大量の物資を供与した」
✅ 正しい。
アメリカは1941年3月の武器貸与法により、参戦前からイギリスを、独ソ戦開始後はソ連をも含む連合国へ、航空機・トラック・食料など膨大な物資を供与した。
③「アメリカはソ連への支援を一切拒否した」
❌ 誤り。
独ソ戦開始後、ソ連は武器貸与法の対象となり大量の支援を受けており、拒否されてはいない。
④「支援はソ連からアメリカへの一方向だった」
❌ 誤り。
物資はアメリカからソ連へ供与されたものであり、方向が逆である。
覚えるポイント
- 武器貸与法は1941年3月成立
- 独ソ戦開始後はソ連へも大量供与
- 大戦中の米ソは反ファシズムの同盟者
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。